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52年前のスバル「R−2」がオリジナルのまま現存! キレイを保つ秘訣は「納屋」保管にありました

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

初お披露目の日を迎えるまで、磨きながら温存していた

「手に入れた直後は、もちろん両親にこの車輌を見せました。家族全員にとっての大切なファミリーカーだったので、個体は違えど同じR-2を所有できて、みんなで喜びました。その後は、この美しい車輌を大切に保存したかったので、ずっとガレージで温存していたのです。8年前に私が定年を迎えてからは、少しずつ車輌を磨いたりするなどして、来るべき初お披露目のタイミングをずっと見計らっていました(笑)。その結果、皆さんの前に登場したのは、2021年の第1回Kカーミーティングになります」

R-2のリアビュー

このように大切に保管されてきたR-2は、基本的にはノンレストア。しかし、サスペンションだけは完全に抜けきってしまっていたため、装着していた純正品をビルシュタインに送付し、特注で仕上げてもらっているそう。

また、タイヤ以外のほとんどが本当に当時の純正品のまま。シートカバーは、購入時に装着されていたものが色褪せていたため、それを型紙として使用し、雰囲気の似た布を使って作り直しているほどのこだわりよう。ちなみに、このような極上コンディションのまま保存するには、R-2のためのエアコン完備の素晴らしいガレージに保管されているのでは? と訊ねてみると、

「保管場所は家内の実家の農業倉庫ですよ。土壁で作られた昔の倉庫は、風通しが良くて湿気とは無縁なので、クーラーを稼働させて神経質に管理するよりも、クルマの保管にもちょうどいいみたいです(笑)。昔はコンバインなどが停まっていた場所を、このクルマのためにスペースを空けて、カバーを被せて保管しています」

九州では、高柳さんのように貴重な旧車を大事に所有しているオーナーを、多く見かける印象がある。この地域で古い個体が元気に現存する理由のひとつに、昔ながらの納屋の存在があるのかもしれない。

12
  • オーナーの高柳さん
  • R-2のリアビュー
  • R-2のフロントマスク
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