床の間の飾りではなく各地のイベントに自走参加
地元のイベントを中心に、各地のイベントに積極的に足を運ぶ内山さん。
「もう少しパワーが欲しかったので、エンジンはオリジナルの1200ccから高年式の1600ccに換えてあります。キャブレターもカドロンのツインキャブに換装しました。エアクリーナーはHKSです」
とのことで、このカルマンギアが決して床の間の飾りでないところも素敵だ。トランクスペースにはファンベルトをはじめとするスペアパーツも常備してある。
「もちろん、ときにはヒストリックカーならではの不具合にも見舞われることもありましたが、ひとつの車種と長年付き合っていると大体のことには対処できるようになりますよね。
このクルマを通じて得られたさまざまなご縁、逆にちょっとしたトラブルなども含め、カルマンギアに乗り続けている限りそれらの全ての出来事はいい思い出になりますから」
と語る内山さん。それはオーナーと愛車が紡いできた長い時間によって作られたもので、決してお金では手に入らない素敵な物語なのである。