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トヨタ「ミライ」vs日産「リーフ」vsホンダ「シビック」! 異なる3台のEVの争いを制したのは?

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

シリーズ第2戦はコンバートEVシビックが勝利

EVにコンバートしたシビックを持ち込んだのは武蔵精密工業。EK9のシャシーに、日産リーフのモーター(EM57型)と40kWh容量のバッテリーを搭載させた車両で、2021年からJEVRAシリーズへの参戦を開始している。

フロントにモーター、トランスミッションはタイプRのものをそのまま使用。ドライバーズシートの後ろにバッテリーを横積みし、充電口はリアラゲッジスペースエンドに配置している。ただ熱ダレが厳しいということで、冷却性能を向上。さらに今季は助手席側にキャパシタを搭載し、電気の出し入れをキャパシタにも役割分担をさせることで、熱対策を強化した。しかしキャパシタの重量は70kgほどとなり、電動化で200kgほど重量が増えたところに重量増と一長一短といったところだろう。

ホンダ シビック

ミライはトヨタ社内のチームである。国沢光宏選手の先代ミライで参戦経験し「あの時ほどではない」と言いながらも毎回何かしらのファインチューンをしているようだと、周囲の参加者たちが囁いている。

テスラ モデル3の3台に続く4番手争いを展開することになったこの3台。シリーズ第2戦となった5月の富士スピードウェイでの決勝レースは、まずは#104ミライがリードをするものの、#634シビックと#88リーフが肉薄する展開。スリップストリームを使いエネルギーを節約しながら効率よく追い上げ、レース終盤で#104ミライを2台が揃って追い抜くと、#88リーフが#634シビックを一旦はパスして4位に浮上。ゴール直前に#634シビックがこれをオーバーテイクし、今回はコンバートEVシビックが3つ巴の戦いに勝利した。

これからも着実に進化を続けていく3台の争いに注目だ。

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