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Z世代が日産「スカイライン400R」に乗ってみた! セダンは古い? それともスポーティ?

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 西川昇吾

心地よく満足な走り、でもだからこそもう少し……

ワインディングに入り、スポーツモードをセレクトして少しペースを上げると、エンジンは3500rpmあたりからよりトルクフルになる印象ながらも、ターボラグを感じるようなドカンとくる出方ではありません。気持ちよく高回転まで伸びるスポーツエンジンならではの感覚を思わせる、程よいトルクの出方です。

軽快感こそないものの、ノーズはステアリング操作に対して思った通りに入ってくれて悪くない印象。ロール感も程よく抑えられています。どちらかと言えばスタビリティが高い感触で、リアがブレイクしてもコントロール性が高そうな印象を受けました。エンジンとハンドリングのフィーリングはスポーツセダンとしてそこそこ満足のいく感触といえます。

ただ、だからこそ、もう少し……と思ってしまう部分が目立ってしまうのです。それはトランスミッション。ワインディングでペースを上げるともっと速く変速してほしいと感じてしまい、アップもダウンもなんだか眠たい印象です。新型「フェアレディZ」に採用された9速ATが好評なので、大型改良があるのであればこのトランスミッションが導入されることを願います。

さらに魅力的なスポーツセダンとなる素材は十分

車体やサスペンションの剛性感も高く、エンジンのフィーリングも良く、素材としては十分と言えるスカイライン400R。だからこそ、運転支援システムやトランスミッションなど、「あとちょっと」と思ってしまう部分が気になりました。それらの部分さえクリアすれば、世界基準で見ても魅力的なスポーツセダンに400Rは仕上がるはず。いまや忘れられがちな存在かもしれませんが、スカイラインの進化にも期待したいと改めて思わされました。

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