イグニッションコイルは消耗部品、どうせ交換するなら高性能なものを選びたい
交換した翌日、イグニッションコイルを交換したことを意識しないで(うっすら忘れて)運転していると、明らかにアクセルのフィーリングが良い。普段通りにアクセルオンすると、クルマが前に出すぎてしまう。何かが違う。「そうだ、コイルを交換したんだった」。
クルマの調子が良くて、クスコのダイレクトイグニッションに交換したことを思い出した。効果が出るまでに時間がかかったのは、学習する時間が必要だったのだろう。
今のところ街乗りで試しただけだが、結果は大きく体感できるほどクルマの調子が良くなった。トルクの立ち上がりが良く、街乗りでの運転がラクになった。あらためてFA20エンジンのポテンシャルの高さを痛感させられた。
クスコが計測したダイナパックのグラフは、GR86で計測したものだが、パワー&トルクともに純正イグニッションコイルよりも上まわっているのがわかる。数値的にはわずかに見えるかもしれないが、体感的には10馬力ぐらいパワーが上がったように思えた。
変化が大きかったことを、クスコの長瀬社長に報告したところ
「でしょ。最初はドリフト車両用に開発したパーツなんだけど、良いものができたから、一般の人にも届けたいと思って販売することにしたんです」
とのこと。
イグニッションコイルは消耗部品。諸説あるが、目安として10万kmというのが基準となっているようだ。どうせ交換するのであれば、純正よりも性能アップが狙えるダイレクトイグニッションコイルの装着をオススメしたい。また、チューニングパーツとしても有効なので10万kmに達していない車両であっても、交換する意義はあると思う。
■CUSCOダイレクトイグニッションコイル
8万1400円(消費税込/適応:先代86&BRZ、現行GR86&BRZ、FA/FB/EJエンジンに対応)
■キャロッセ
TEL:027-352-3578
https://www.cusco.co.jp/