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アフターパーツ振興の団体「NAPAC」が会員各社向けの合同講習会を開催、「安心・安全」な製品づくりの啓蒙を現場レベルから確認

勉強会の様子

ASEAの取り組みなどについて会員に説明

JASMAが加わり3事業部の合同講習会が開催

一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(以下、NAPAC)は、会員向けの合同講習として「NAPACカンファレンス2023」を開催。全国の加盟社が参加しやすいよう、東京と大阪の2会場で行われた。このうち2023年6月13日に東京で行われた合同講習会にAMW編集部も参加したので、当日の模様をレポートしよう。

各事業部の取り組みなどを再認識するいい機会に

NAPACは、ユーザーにとって安心・安全な製品を手にとってもらうために、アフターマーケットの振興を目的として活動。カスタマイズやチューニングパーツの品質基準を定める「ASEA」、アルミホイールの品質基準を定める「JAWA」、スポーツマフラーの品質基準を定める「JASMA」の3事業部によって構成されている。

これまでも各事業部などで講習会は行われていたそうだが、2022年10月1日にJASMAがNAPACへ合流したこともあり、これを機に合同で開催することになったという。

AMW編集部は、今回特別にASEA事業部とJASMA事業部の合同講習会を取材することができた。ASEAは事業副部長の萩原正志氏が、JASMAは事業部長の水口大輔氏と事業副部長の鈴木高之氏が、それぞれの事業部の活動内容や今後の取り組みなどを説明した。

あらためてどのような活動をしているのかを知ることで、会員の社員が取り組みの重要性を再認識し、よりよいパーツなどの開発につながるいい機会となっているとのこと。さらに、JASMAが加わったことで、今まで以上にアフターパーツやモータースポーツパーツを扱う会員がより密接な関係になり、今後さらに安心・安全なパーツが市場に流通することになるだろう。

すべては「安心・安全」のために

当日参加した、JAWA事業部の寺田孝佳 事業副部長は、

「これまでJAWA単体としても、サーベイランス試験の方法やVIA登録制度など、さらにはバルブやナットなどホイールにまつわるアイテムなどについて勉強する講習会は定期的に行ってきました。JASMAが新たにNAPACへ加わったことで、3つの事業部が一緒に勉強できる機会があればいいよね、となり開催されました。これからは、ホイールが、マフラーが、とそれぞれのことだけを考えるのではなく、業界団体が一致団結して安心・安全な製品をお届けできるようにきちんとやっていかなければなりません。そのきっかけとして、今回の合同講習会はいい機会になったと思っています」

とコメント。また、ASEA事業部の萩原正志 事業副部長は、

「加盟する会員のみなさんが集まる合同講習会は、あらためてASEAがどのようなことをしているのかを資料にまとめてお話しできるいい機会です。ASEA基準をクリアした会員の製品には、安心・安全の証であるASEAのマークがデザインされたシールが貼り付けられています。ASEAの基準は自主基準ですが、このマークが持つ意味が販売店やユーザーの皆さんにきちんと伝わり、積極的に選んでもらえるように周知していかなければなりません。その大切さを、この講習会であらためて再認識できるのはとても有意義なことです。

また、今回の合同講習会でJASMAの取り組みなどを詳しく聞けて、とても勉強になりました。そういう意味では、各事業部でいい手応えがあったのではないでしょうか。それぞれが協力しあって、業界を盛り上げていければよいと思います」と語ってくれた。

* * *

ふたりから聞くことができた「安心・安全」というキーワード。NAPACを構成するASEA、JAWA、JASMAの各事業部で管轄する製品のジャンルは異なっていても、このキーワードが大切であることは変わりない。これからもチューニング&カスタマイズ業界の発展に尽力するNAPACの活動から目が離せない。

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