共用設備は譲り合って、きれいに使用
トイレや炊事場、ランドリーなどキャンパーがみんなで使う共用設備は譲り合って使用する。雨だからといって屋根付き炊事場や東屋を陣取らないようにしたい。もちろん、使用後は細かなごみや汚れを残さないように。三角コーナーがない炊事場が多いので、水抜き穴が付いたビニール袋を用意するのがベストだ。くれぐれも生ゴミを排水口に流したり、ゴミ受けに残したままにしないようにしたい。
気をつけたいのがバーベキューの網や焚き火台。これらは油と灰でベタベタになるので炊事場で洗うのではなく、帰宅後に洗う。まれに専用の洗い場が用意されているので見つけたら使わせてもらおう。同様にドロドロの長靴やペグを洗ってから帰りたい場合は、バケツに水をくんで自分のサイトで水洗いをする。
他の人のサイトを横切らない、隣にはみ出ない
通路ではないキャンプサイトを横切る……近道になるかもしれないが、そのサイトの人は落ち着かないし、盗難や破損があった際に一番に疑われるのが横切っていく人たちだ。トラブルのもとになるので他の人のサイトを横切らないように。
境界がわからないフリーサイトでは張り綱の内側を通らないのが無難だ。一方、混んだフリーサイトでは道具を広げすぎるのも困りものだと心得ておきたい。また、横切りではないが、テントやクルマが区画からはみ出ないようにすることも大切。もし、どうしてもはみ出てしまう場合は必ず隣のキャンパーに確認を。
チェックイン/チェックアウト時間を守る
ホテルとは違い、ベッドメイクのないキャンプ場なのだから少しくらい融通を利かせてくれるのではと思いがちだが、スムーズな受付、キャンプ場へのアプローチが狭く交通を整理したい、近隣住民への配慮など、さまざまな理由からチェックイン/アウト時間が設定されている。チェックイン/アウト時間にあわせて行動しよう。
自然・施設・人を傷つけないように
草花を折る、芝生に焦げ跡を残す、勝手に木を切る、通路ではない場所をクルマで走ってひどい轍を作るなど、自然を損なう行為はNG。自然だけでなくキャンプ場施設も同様で、大切に利用する。もちろんほかのキャンパー、キャンプ場スタッフの心と体を傷つけないよう互いに敬意を持って対応することを忘れずに。