商用車をベースとして選べるプログラムを発表
そしてもうひとつのトピックスは新たに、ワゴン車 (スーパーGL)だけでなく、商用車(バングレード)であるDXがベースとなるコンプリートカーの提供も始まること。購入価格を抑えるとともに、カスタマイズをさらに自由にコーディネイトできる余地を残したグレードが設定された意味は大きい。
後部スペースを好きに架装できることで、例えば内装を大胆に全面作り変えた自家用車としても、キッチンカーなどに仕立てた商用車としても使うことはできるだろう。もちろんナビ、デジタルインナーミラー、フリップダウンモニター、シートカバーなど基本的なアップグレードも可能だから、快適性をキープしたまま、バンライフを楽しむことだってできる。ちなみに販売価格においてはスーパーGLが498万円〜(消費税込・以下同)に対して、DXは428万円〜となっている。
ユーズドカーベースや残価保証型のプランも登場
最後に、買い方のバリエーションが増えたことも注目しておきたい点。まず中古車ベースでのコンプリートカーが購入できるように改めてメニュー化。DXベース(リアスムージングパネルレス&オーディオレス)で走行距離が5万km程度の場合、目安としては378万円〜。価格面で不安を感じていた人なら、「これだったら手が届く」と考えるユーザーも多いだろう。
またコンプリートカー購入において、新たに残価保証型の買い方もラインナップ。3年/5年/7年/9年で最長108回までの支払いが可能に。ベース車としてではなく、「カリカ」として残価保証されているのもポイントだ。
そして「自分が所有しているハイエースをベース車両にしたい」という人にはフロント&リアともにキットが取り付けられている「フルコンバーション」と、リアのスムージングパネルを除いた「セミコンバージョン」の2種類を用意。これも熱烈なリクエストを受けて新たにプランニングされた。こうして安心して買える材料が揃い、いよいよローンチとなったアルパインスタイルの「カリカ」。颯爽と街や海岸線を駆け抜ける姿に出会えるまでもうすぐだ。