後付けでどんなクルマにも装着可能
ということで、メルセデス・ベンツでは2023年3月から新型「GLCクラス」に純正アクセサリーとしてオプション設定している。オプション設定されたのはサウンド・ドライバが2個とパワーアンプがセットになった2チャンネルセットで、標準オーディオ装備の仕様だけではなく、Burmester(ブルメスター)サラウンドサウンドシステム装備のクルマにも装着できる。
もちろん、後付けでどんなクルマにも装着可能で、2チャンネルセットの「LST-AD3-01」は18万7000円(消費税込)。サウンド・ドライバが4個に増えた4チャンネルセットの「LST-AD3-02」が29万7000円(消費税込)。4チャンネルセットにサブウーファを加えた限定パックの4チャンネル+Cセット、「LST-AD3-03」は34万6500円(消費税込)となる。ほとんどリアシートには人が乗らないクーペタイプのクルマなら2チャンネルセットで十分だろうし、ワゴン等のリアシートにも人を乗せる機会が多いクルマなら4チャンネルセット、もしくは4チャンネル+Cセットという具合にクルマに応じて選べばよいだろう。
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何度も言うようだが、決してHi-Fiではない。しかし、臨場感あふれるリアルなサウンドは本物で、ピアニストでもあるシェリー・カッツ博士が開発しただけのことはある。最新の「3rd edition」は元マクラーレン・オートモーティブのエンジニアが基本設計を行い、数多くの欧州高級オーディオの開発で実績のある企業と共同開発した製品だけあって、高いクオリティに仕上がっている。