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トヨタ3代目「コロナ マークII」に30年ぶりに復帰! 往年のカセットテープ満載で昭和なカーライフを楽しんでます

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

1979年式トヨタ コロナ マークII 2600グランデ 2ドアハードトップ

群馬県の道の駅 まえばし赤城にて2023年5月28日に開催された「前橋クラシックカーフェスティバル」(主催:伊香保おもちゃと人形自動車博物館)には、約250台ものさまざまなクルマが参加。今回は、長野県から参加したグッドコンディションの3代目トヨタ「コロナ マークII」とオーナーを紹介します。

19歳で初めて買った3代目コロナ マークIIに49歳で返り咲き

「運転免許を取って、19歳で初めて買ったクルマが1977年式のトヨタ コロナ マークII 2000グランデ 2ドアハードトップでした。それでもう一度マークIIに乗りたいな、と思っていたのですが、49歳のときに余裕ができて、日本中を探してみたんです。そうしたら個人売買でマークIIの2600グランデが出てきて、これを買ってしまいました。私のカーライフにおいて初めて購入した旧車ということになりますね」

頬を緩ませながら、そのように話してくれた堀内千太郎さんは現在59歳。愛車の1979年式トヨタ コロナ マークII 2600グランデ2ドアハードトップは、ちょうど10年前に購入して以来、ずっと大切に乗っている。

「私にとって一番最初のクルマとなった2000グランデを買ったのは1983年のことです。80万円で売られていた中古車で、トランスミッションがMTでした。2000のマークIIって、自分も含め、当時のオーナーがみんなイジってしまったんですよ。いま思うと、もったいない話ですね。前期型だった2000グランデも2600グランデと同じボディカラーで、紺メタリックでした。前橋に乗ってきたこの2600グランデは、前オーナーが手放すときにわざわざオールペイントしてくれました。内装だけでなく、外装の状態もいいです」

若き日への反省からノーマルを尊重して大事に乗っていく

若い頃に3代目マークIIをメタメタにイジってしまったことに対する反省から、10年前にゲットした2600グランデはノーマルにこだわって乗っているのだという。そういったこともあり、現在オリジナルのダッシュボードにマッチする純正のカセットデッキを探しているそうだ。

「19歳と49歳のときに買ったトヨタ コロナ マークIIの2ドアハードトップは、エクステリアがアメリカンスタイルであるところが好きです。私にとってクルマと接している時間は、現実を忘れられるひとときですね。丸みを帯びたスタイルがカッコイイので、クジラクラウンの2ドアハードトップも欲しいです」

炎天下の取材だったにもかかわらず、最後まで紳士的に対応してくれた堀内さん。これからもノーマルスタイルでマジメにクラシックカーと付き合っていくはずだ。マークII 2600グランデをキープしながらクジラクラウンを増車した暁にも、オリジナルのよさを何よりも大切にすると思うので、往年のトヨタ車の魅力を知ることができる資料性が高い1台をまた撮影させていただくことにしよう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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