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ドライブと歩きの両方が満足な靴とは? ベテラン自動車ライターのシューズ遍歴とオススメをお教えします

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: 塩見 誠

すっかり忘れていた古典、アディダス「カントリー OG」がナイス!

ロットのトロフェオをメインとして使っていたとき、昔の友達と会う機会があり、「323のファミリアが」とか「AE86が」、「AW11がね」などという話をしていました。そこでふと「そういえばあのころ、アディダスの靴を履いていたなぁ」と思い出したのです。そこであらためて調べてみてこれだった、と見つけたのが、「adidas COUNTRY OG(アディダス カントリー OG)」でした。

このアディダス カントリー OGは、30年、いや40年ほど前だったに発売された、元はクロスカントリー競技をする人に向けた靴でした。そのためソールはそれほど厚くないのですがクッション性は高く、ヒールの形状もいいのでドライビングシューズとして使っている人も多かったように記憶しています。なぜ靴を探し始めたとき最初に思い出さなかったのか。それは自分自身の記憶力の問題なのでしょう。思い出したときのこれだ! という感情はいいとして、もっと早く思い出していればよかったのに、というがっかり感は、考えるといまでもつらくなります。

それはさておき、使用感は昔の記憶のまま。踵はしっかりとホールドされますし、踵を基点とした足の操作性もバッチリです。なにより、サーキットのパドックなどで長時間歩いても疲れない、というのがうれしいところ。いま2足目を使っているところです。

ミズノの最新ドライビングシューズがすごく良いらしい

ところで。いま現在はアディダス・カントリーをメインの仕事靴として使っているわけですが、最近ちょっと気になるドライビングシューズが、国内メーカーから発売されました。それが「ミズノ ベアクラッチ」です。

ベアクラッチは運転がしやすく、歩いていて疲れないという、まさに狙い通りとなる開発コンセプトから作られたものとなっています。これは発売当初、プレスリリースを見て気にしていたのですが、直営店のみでの販売だったため、現物を確認する機会がありませんでした。ところが、2023年2月に開催された大阪オートメッセの会場にミズノが出展していたのでそこで現物を見ることができ、また自分が所有しているサーキット遊び用「ヴィッツターボ」のメンテナンスをお願いしている「DJac(ディージャック)」でも販売を開始したことから、じっくりと確認ができるようになりました。

これについては、まだ自分では使っていません。しかしDJacの大嶺代表が発売当初から使っているそうなので、履き心地や運転のしやすさについて訊いてみました。

「ミズノのベアクラッチを使ってみてまず気に入ったのは、軽いということです。軽くて履き心地がいい、というのはいいですよね。さらに、丸く見えるヒール部ですが、内側と外側が硬く、中央は柔らかめになっています。ペダル操作をするとき、多くの人は踵の外側を支点としていますが、この構造のおかげで安定感が高く、微妙なペダル操作がしやすくなっています。

また、ソール全体が踵の方が高く、つま先側が薄くなっているので、それもペダル操作がしやすいポイントです。そのかわり、初めて履いたときには女性用のヒール付きシューズのように感じられるかもしれません。すぐに慣れますけどね。散歩にも使っていますが、とくに疲れやすいということもありませんし、こんな見た目ですがクッション性もしっかりしています。雨の日に水が染みてきたり、滑りやすかったり、ということもありません」

ついでにミズノの「ドライビングソックス」も試してみた

ちなみに、ミズノ ベアクラッチをミズノのオフィシャルオンラインショップで見ていたとき、気になるものを見つけました。それが「ドライビングソックス」です。

このドライビングソックスは25〜27cmサイズのみのラインナップでしたが、サイズがぴったりだったため購入しました。価格は公式オンラインショップで2310円(消費税込)。取材へと向かう移動のとき、数回使ってみましたが、長時間運転をしたときの足の疲れは若干少なくなったかな、と感じています。ペダル操作のしやすさという部分でいうと、よりつま先を大きく持ち上げなければいけない、ペダルを踏み降ろすようなドライビングポジションであれば、よさを感じやすかったかもしれません。

履いたときのイメージは、コンプレッションTシャツを着たときのような感じ、といえば伝わりやすいでしょうか。滑り止めに関しては、アディダス・カントリーを履いているぶんには踵のホールドがしっかりしているため、なくても問題なかったのでは、と思っています。踵のホールドが甘い靴を使っているのであれば、この滑り止めは有効に機能しそうです。

* * *

ここまで、これまで筆者が自身で試してきたシューズをご紹介しました。このほかにも運転しやすく歩いていて疲れない靴は、たくさん存在しているはずです。さらにいえば、個人個人で違う足の形に合う、合わないという問題もあります。ぜひみなさんも、ご自身の足に合う靴を探してみてください。

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  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
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