ミュージアムには珠玉のレーシングカーが集結
また、100周年大会では、サーキット内のミュージアムに優勝車をはじめとした珠玉のレーシングカーが、6月末に開催されるル・マン・クラシックまで展示されている(2023年7月2日まで)。こちらはスピード8をはじめ、1924年に参戦した「3リッター スポーツ」、1929年に総合優勝を果たした「スピード6」なども展示。ブガッティ「タイプ50」、アルファ ロメオ「8C 2300」、フェラーリ「166MM」、フェラーリ「250GTO」、ポルシェ「956」などが、年代ごとに並べられている。
さらに、ル・マン・クラシックには、スピード8優勝の2003年以来となる、ベントレーワークスチームが参戦。1929年式ブロワーの限定12台再生産モデル「ブロワー・コンティニュエーション・シリーズ」が、ベントレー所有のブロワー・カーゼロとオーナーカーの2台で参戦する。
ちなみに100周年のル・マン24時間レースは、1965年以来58年ぶりにフェラーリが「499P」(51号車)で優勝。6連覇をかけて挑んだトヨタ(「GR010ハイブリッド」)は、レース直前でのBoP(性能調整)の突然変更による重量増もあってか、フェラーリにわずかに及ばず2位という結果に終わっている。