バイク趣味人がAA63カリーナをきっかけに4輪旧車に開眼
もともとバイクを趣味に楽しんでいた森川浩一郎さんが4輪の旧車、トヨタAA63型「カリーナ」を手に入れたのは数年前のことだ。そこからメンテナンスなどを札幌のチューニングショップ「クルーズ」に依頼し、みるみるうちに最新仕様へとアップデートしていった。
4連スロットル4A-Gなど最新パーツを盛り込んだカリーナ
エンジンは、北海道でAE86などの製作で知られるナカヤマレーシングで製作した4A-Gの4連スロットル仕様に載せ替えた。
エキマニは戸田レーシングで、マフラーはナカヤマレーシングのオリジナル。制御はLINKで行うという最新仕様だ。ラジエターはもちろん交換し、オイルクーラーはトラスト。LSDはTRDの2WAYで、クラッチはエクセディのカーボンシングルと随所に最新パーツを盛り込む。
ブレーキキャリパーもフロントはエンドレス製に交換。純正キャリパーから交換することでメンテナンスパーツの心配などもなくなるという意味でも有効だ。タイヤはあえてSタイヤのADVAN A050 185/55R15を前後に。ホイールは定番のレイズTE37Vで仕上げる。
サーキットは年に1回のペースで、クルーズの主催する十勝スピードウェイ走行会に参加。まだ3回目くらいとのことだが、ジュニアコースで57秒7という好タイムをマークする。
奥さまと息子さんはノーマル寄りのAE86で走行会をエンジョイ
それに加えて、今回は大きなトピックがある。それが奥さまと息子さんも参加していること。しかも、そのおふたりは新たに購入したAE86「カローラ レビン」で参加している。
久美子さんもバイクを趣味としているがクルマでサーキット走行は初。息子の達郎さんも初のサーキット走行だという。
AE86はHKSのエアクリーナーに、フジツボのエキマニとマフラーを組み合わせた仕様でエンジンはノーマル。ECUもノーマルだ。オイルクーラーのみ追加していて、あとはTRD製LSDを組み合わせる。
キャリパーはノーマルでパッドはプロジェクトμ。リアはドラムブレーキのまま。ホイールはRS WATANABEで7.5J/8.0Jの組み合わせ。タイヤは前後にADVAN AD09 185/55R15を履かせる。
ほぼノーマルの、たくさん走って楽しめる仕様に仕上げて、久美子さんと達郎さんのダブルエントリーで走行会を楽しんでいるのだ。
サーキットにテントを張って家族や友人と休日を満喫
AA63はトレーラーで引っ張り運ぶスタイル。トレーラー自体は新車でも200万円以下から購入でき、任意保険も不要で車検もリーズナブル。積んでいるAA63は走行距離も伸びないし、引っ張っている「タンドラ」に荷物もたっぷりと詰めるので大変便利とのこと。
そしてサーキットではテントを張って、家族と友人でワイワイとコーヒーを飲みながら休日を満喫する。
こんな家族でモータースポーツを趣味に楽しむアメリカンなカーライフが、北海道でも徐々に広まっている。しゃかりきになって走るだけでなく、走ることを含めて休日を楽しむ。ぜひ参考にしたいスタイルだ。