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【13.5馬力アップ】アバルト「595」のHKS新作マフラー登場! レコードモンツァを上回るテクノロジーとは

2023年1月の東京オートサロンのHKSブースでアバルト595に装着されていた「VIITS EXHAUST SYSTEM SINGLE TAIL」(プロトタイプ)

アバルト595コンペティツィオーネのためのスペシャルマフラー

2023年7月1日、日本を代表するチューニングメーカーHKSから「アバルト595コンペティツィオーネ」用の新作マフラー「VIITS EXHAUST SYSTEM SINGLE TAIL」が発売されました。HKSの最新技術が投入されたマフラーの詳細を解説します。

VIITSエグゾーストに待望の左右2本出しが加わった

これまで国産車のパーツを中心に展開してきたHKSですが、アバルト595のポテンシャルに着目して久しぶりに輸入車用のパーツを本格的に開発。「VIITS」ブランドで続々とパーツを展開しています。2023年1月の東京オートサロンでHKSブースに展示されていたアバルト595には開発中パーツも多数装着されていましたが、なかでも注目を集めていたのがマフラーでした。

すでにHKSから販売中のアバルト用マフラー第1弾「VIITS EXHAUST」は左右出しデールがそれぞれ2本に分かれた、合計4本出しだったのに対して、この新作は左右それぞれ1本出しのシングルテール仕様で、合計2本出し。ステンレスの地の色を活かした落ち着いた雰囲気が特徴です。

それから半年、ついに満を持して「VIITS EXHAUST SYSTEM SINGLE TAIL」として発売されました。価格は38万5000円(消費税込)で従来の4本出し仕様と同じですので、アバルトユーザーにとっては純粋に選択の幅が増えたことになります。

HKSのマフラー技術を惜しみなく投入

シングルテール仕様VIITSマフラーには、HKSの多彩なマフラー技術が数多く投入されています。まず、ハイパワー「SPEC-L」シリーズで培ってきた薄肉ステンレス素材の採用や、専用内部構造を取り入れたサイレンサーによって、純正「レコードモンツァ」比で約5%の軽量化を実現。

そして「スーパーサウンドマスター」シリーズの音づくり技術を応用し、左右に分岐するパイプの管長を整え、排気効率を向上し、高回転域で心地よく響くようにサウンドチューニングが施されています。

また「スーパーターボマフラー」シリーズの技術も採用。絞りの無いフルストレート構造と大口径パイプの採用により、余計なこもり音を気持ちのいいサウンドとしながら高出力対応を両立。純正レコードモンツァ比で約25%ほど排気抵抗を改善し、350psレベルまで対応可能な低排圧化を実現。排気効率をスポイルすることなく車検対応としています。

専用開発のバルブ制御でジェントルさと刺激的な走りを両立

さらに、アイドリングや常用域での静粛性とアクセルを踏み込んだときの官能的なサウンドを両立するために、専用開発されたバルブユニットを採用。新規開発の専用コントローラーがOBDの車両情報を読み取ってフルオートでバルブユニットを制御することで、始動時や低速走行時はバルブを閉じて-7dBと大幅に音量を低減。普段は静粛性を保ちつつ、3000rpmを超えると迫力あるスポーティなサウンドを楽しめるようになっています。

「VIITSブーストコントローラー」(7万7000円/消費税込)と組み合わせればサウンドにシンクロして出力もアップさせることができ、3000rpm以上でバルブが開放されると同時に、純正レコードモンツァ比で+13.5psのパワーを体感できるのも大きな魅力です。

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小さくてキビキビ走るイタリア製ホットハッチのアバルト595は、純正のままでも刺激的な走りを楽しめる一方、イジればイジるほど走りの変化をダイレクトに体感できるのが人気の秘訣。HKSの新作マフラーによって、さらにアバルト595のチューニングライフが豊かになりそうです。

■VIITS EXHAUST SYSTEM SINGLE TAIL
適応車種:アバルト595(ABA-31214T/2017/02~)
   日本仕様車用、コンペティツィオーネ用
主要材質:SUS304
テール外径:φ110 左右出し
メインパイプ径:φ60-φ50×2
近接排気音 ノーマル:93dB(アイドリング:72dB)
近接排気音 HKS:90dB(アイドリング:71dB)
最低地上高(部位):110mm(第1中間パイプ)
価格:38万5000円(消費税込)

■HKS
https://www.hks-power.co.jp/

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