自由な発想で楽しむUSDMカスタムのノート
2023年6月18日に千葉県の蘇我フェスティバルウォークで開催された「HotSprings 5th Rev in Chiba」は、WORKホイールを愛用しているユーザー発信のカスタムイベントだ。全国各地からWORKホイールを装着したカスタムカーが約200台集結した会場の中で気になる車両にフォーカス。今回は日産「ノート」を北米仕様である「ヴァーサ(VERSA)」仕様にしてハワイアンなカスタムを楽しむ藤田さんを紹介する。
アメリカの若者が乗ってそうなナマ足カスタム
HotSpringsの会場には、WORKホイールをチョイスしていればOKというジャンルレスのイベントゆえに軽自動車からラグジュアリーカー、スポーツカーまで、大小さまざまなカスタムカーが集まった。今回紹介するのは、日産ノートをベースに自由な手法でカスタムを楽しんでいる藤田さんだ。かなり低い車高だが、エアサスなどは入れていないという。つまり「ナマ足」というわけだ。
「毎日使っているので、足まわりのカスタムはしても普通に乗れないとダメなんです。だからナマ足で普通に走れるギリギリを目指しました」
目指すのは日産ノートの北米仕様ヴァーサ ノート
日産ノートは2012年に2代目にモデルチェンジすると、北米をはじめ世界各国に輸出を開始。ちなみにアメリカでは「ヴァーサ ノート(VERSA NOTE)」という名称で販売された。そんな北米仕様のスタイルを目指して、国内仕様をベースにモディファイをして楽しむのがUSDMカスタムだ。
藤田さんもヴァーサ ノートをイメージし、エンブレム類を交換したり、バグガードやルーフキャリア、ウインドウメッシュといったアクセサリーをチョイスし、アメリカ西海岸やハワイの若者が乗るコンパクトカーをイメージしているそうだ。
ちなみに車両を展示した脇に小さなラジオフライヤーを車高短にしてディスプレイしているのもアメリカのカーショーのような雰囲気だ。
あえてエアサスを装着せずナマ足で快適クルーズに挑む
足まわりは車高調と加工したアーム類を組み合わせ、フロント9度、リア8度にキャンバー角を設定している。インナーフェンダーの加工などは行っているものの、この車高のまま普通に走れ、据え切りしてUターンもできるように設定されているそうだ。
そんな足まわりにセットするホイールがまた面白い。17インチのWORK RSをチョイスし、サイズは前後とも17×8J+2をチョイスする。特筆すべきはホイールのカラーチョイス。右側はブラックスポークにブラッシュドシルバーのリム、左側はホワイトスポークにブロンズのリムと、異なるカラーリングにしている。これ、じつはアメリカのショーカーやホイールメーカーのデモカーなどではよく採用する手法なのだ。
細かなパーツチョイスで気分はハワイアン!
インテリアはスエード地に赤いステッチが入るレカロのSRシートを装着したうえで、ステアリングやセンターコンソール各部に花柄を意識して取り入れた明るいインテリアとなっている。
ステアリングはスポーク部分が花柄のNRG製で、クイックリリース機構が備わるものをチョイス。さらにサイドブレーキレバーのブーツやシフトレバーブーツは、ハイビスカス柄のハワイアンキルトを使ってDIYで製作したもの。そしてダッシュマットを装着し、グローブボックスにはステッカーを貼る。
こういったアメリカの若者のノリで細かなカスタムをすることで、日本で乗っていても雰囲気はハワイアンというわけだ。