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格安スズキ「カプチーノ」を全塗装! 新車以上の輝きになってガラスコーティングして別物になりました

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • きれいになったカプチーノ

  • オールペイント完了
  • きれいになったカプチーノ

いよいよ大物作業の全塗装に着手

最初は「相場より安いし買っておくか」くらいの、軽い気持ちで手に入れたEA21R型スズキ「カプチーノ」。ところが乗ってみると意外なほどハマり、本格的にリフレッシュすることを決意した。内装にトランスミッション、タイヤ&ホイールにオーディオと手を入れ、最後の総仕上げとして行ったのがボディのサビ落としと全塗装だ。

ただ再塗装するのではなく細かな作業や調整も実施

雪国ばかりを走っていた割にハコの状態は悪くなく、下まわりを含め大したダメージはなかったのは幸い。作業は技術も人柄もよく知っている昔から馴染みのボディショップに依頼して、色を純正のダークターコイズグリーンメタリックとだけ指定し他はすべてオマカセ。こと細かにオーダーをしなくてもコチラの意を汲み取り、期待していた以上の仕事をしてくれる方が身近にいるのは、本当にありがたいことだと改めて思い知らされるばかりだ。

生まれ変わったカプチーノは大満足のひと言。新車のようにではなく新車を超える、と表現したい美しさについニヤニヤしてしまう。飛び石などによる細かい傷を修正するのは当然として、ボンネットやフェンダーは小さな歪みもなくじつに滑らか。

フロントフェンダー内のサビはキレイに取ったうえ防錆処理し、ルーフの縁にあったアルミのサビも同様に除去してから塗装。日焼けで真っ白になっていたハイマウントストップランプのカバーやドアモールも塗装し、半分くらい欠けていたアンダーカバーは程度のいい中古品を探してもらって交換した。

あとは個人的にとても気になっていた、バンパーやヘッドライトのチリ合わせ。歴代のオーナーが自分で何度も脱着したのか、隙間がバラバラだったのを可能な限り調整したことで、見た目のチープさはだいぶ解消された気がする。

実用的なことでいえばヘッドライト。購入したときは夜の運転に支障があるほど曇っており、程度のいい中古品は5~8万円、もしくはそれ以上と高値が付いている。コンパウンドで磨いてもすぐ曇ってしまうため、今回はサンドペーパーで研磨してからクリア塗装。バルブが純正のハロゲンでもそこそこ明るくなり、後日LEDに交換したらもはや別モノといえるレベルになった。

以上で内外装のリフレッシュはひとまず完了。約30年前のクルマとは思えない美しさになった。ココからは初めてのオープンカーとの生活を楽しみつつ、走る・曲がる・止まるのそれぞれをチューニングしていきたい。まずは690kgという軽量ボディながら、純正のままではイマイチ不安なブレーキを。パッドとローターとホースは新品、キャリパーはオーバーホールか?

オールペイント完了

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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