マシンの改良も行い、本番に向けて準備万端
車両はこれまでの通り、トヨタ フォーチュナー(日本未発売)だが、2022年までのモデルと異なり、コンピュータを変更し、さらにターボも変更となった。この日のエビスサーキット西コースは、ときおり激しく雨に降られるあいにくの天候であったものの、何度も走行とピットインを繰り返し、ときにはエンジニアを横に乗せて走行を重ね、無事にシェイクダウンを終了。青木選手は次のようにコメントした。
「すごく速い。今回のテストでは、リアにスペアタイヤや工具といったものをまだ何も載せていないこともありますが、こんなに良く走るのか、と驚くほどでした」
これまではtakuma-gpという青木拓磨自身のチームからの参戦であったが、今回からは、takuma-gpではなく、TOYOTA Gazoo Racing INDONESIAからの参戦となる。チームは3台体制となり、日本国内で仕上げた青木号とは別に、ジャカルタで残りの2台もほぼ同時にシェイクダウンを終了。
青木選手とコ・ドライバーのイティポン・シマラック(タイ)選手のコンビとなる。その青木車をサポートする2号車は、2022年同様、塙 郁夫/染宮弘和組。3号車にはドライバーにインドネシア人のTubagus Adhi Moerinsyahdi(トゥバグス・アディ・モレンシャディ)選手、コ・ドライバーにはタイ人のJatuporn Burakitpachai(ジャトゥポーン・ブラキッパチャイ)選手、という布陣で参戦する。
アジアクロスカントリーラリー2023は8月13日(日)から19日(土)までの7日間で、アジアでラリーレイドが繰り広げられる。今回の舞台はタイのパタヤからラオスのパクセーまでの約2000kmとなる。