コンパクトな設計で外からはシステムは見えず
ハイドロリクスというと、ラゲッジスペースに巨大なポンプを並べ、いくつものバッテリーを搭載するイメージが強いが、田村さんがチョイスしたSKIPPERというシステムは、バッテリーが1個、ポンプも1個と非常にコンパクト。いわゆる1P1Bという構成となる。このプリウスでもスペアタイヤスペース内にシステムを設置しているため、ラゲッジスペースは普通に使用可能なのだ。
「普段使うクルマなので躊躇してたんです。でもラゲッジスペースも普通に使えるし、車高を上げていれば誰もハイドロ装着車だとは気がつかないと思います」
足元に選んだのはWORK SEEKER CX
装着するホイールは、メッシュタイプのWORK SEEKER CX。サイズは前後とも17×9J+25をチョイスしている。WORKホイールの中では比較的シンプルなデザインのホイールで、ボディも極力シンプル。
さらにハイドロリクスも隠して設置することで、外観から想像ができる箇所は運転席周辺に伸びる有線のコントローラーのみ。これもシート間やセンターコンソールに隠すことができるため、街中で見かけてもこれほど完成度の高いカスタムだとは誰も気がつかないはず。そんなシンプルな見た目こそが田村さんの目指すスタイルというわけだ。