今なら手の届きやすい相場、これから再注目される可能性は大
同じ4気筒勢のロータス「ヨーロッパ」やBMW「2002ターボ」よりもスーパーカーとして認識しやすい存在だったX1/9は今でも人気がある。やや旧聞に属する話となるが、2020年10月にアメリカでRMサザビーズが開催した「THE ELKHART COLLECTION」オークションでは、1981年式フィアットX1/9が1万6800ドル(当時レートで邦貨換算約250万円)で落札されている。高年式の北米仕様とはいえ、グッドコンディションの個体でこの価格帯なら一般の趣味人でも手を出しやすい領域だ。
「プアマンズ フェラーリ」などと揶揄された時代もあったが、X1/9ほどベルトーネが理想としたスタイルを濃密かつ気軽に感じられるクルマは少ないので、これから再注目される可能性が高いといえるだろう。
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