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フェラーリよりもレアな国産絶滅危惧車!「カローラFX」に「キャパ」を覚えていますか?

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: トヨタ自動車/AMW編集部

ホンダ キャパ

ホンダの「J・ムーバー」シリーズの第1弾として、コンパクトカーの「ロゴ」をベースとしたトールワゴンとして1998年4月にリリースされた「キャパ」。車名の由来でもあるキャパシティからも分かるようにスペース効率に優れたモデルとなっていた。

見た目は軽自動車の「ライフ」の普通車版といった印象だが、実はロゴのフロアパンの上にもう1枚フロアを重ね、その間にフレームとクロスメンバーを配してパッシブセーフティ性能の向上を狙っていた点は特筆すべきポイントだった。

またリアシート下部に燃料タンクを備えたことで、後席は一段高い位置となって見晴らしに貢献したほか、250mmものロングスライドで豊富なシートアレンジを持つなど使い勝手にも優れていた。カスタムパーツも多くリリースされるなどスマッシュヒットを記録したが、実用車だったこともあり現在ではほぼ見かけることはなくなった。

トヨタ カローラFX(3代目・AE100系)

5代目カローラ(1984年)をベースにハッチバックモデルとして初代モデルがリリースされたカローラFX。当時はFF2ボックス車のシビックが人気を博していたことから、その対抗馬として投入されたもの。名機4A-G型エンジンを搭載したグレードもしっかり用意されていた。

カローラFXはカローラのフルモデルチェンジに合わせて新型が登場していたが、最終型となったのは1992年5月に登場した3代目モデルで、カローラの登場から1年後に投入されている。ただこの最終型のカタログでも「少数決で、造ってしまったクルマです。」とあるように、すでにスポーツモデルとして長らく存在していたレビンとの差別化も難しくなっていたことはメーカー側でも感じていたようだ。

結局、それまで存在していた実用的な5ドアモデルや1.5L仕様も存在しなかった3代目カローラFXは販売面でも苦戦を強いられ、当時からなかなか見かけることのないモデルとなってしまった。

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