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約2億円で「ディアブロ」が蘇る! 19台限定のレストモッド ランボルギーニを作った「「エッチェントリカ・カーズ」とは

約2億円で「ディアブロ」が蘇る! 19台限定のレストモッド ランボルギーニを作った「「エッチェントリカ・カーズ」とは

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: Eccentrica Cars

伝説のディアブロGTRへのオマージュは、120万ユーロから

完全ストリートリーガルに仕立てられたエッチェントリカ・ディアブロに搭載されるパワーユニットは、標準型ディアブロ初期モデルに搭載されていた5.7L V型12気筒エンジンを進化させたもの。1990年の発表当初は、5.7L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力492ps/最大トルクは59.1kgmをマークしていたのだが、エッチェントリカのディアブロはバルブトレインの改良や「カプリスト」社製の専用エキゾーストシステムを装備。制御系の再チューンなども合わせて、550ps/7000rpmの最高出力と、最大トルク61.2kgm(600Nm)/6500rpmを発生するとうたわれている。

現時点では、AWD版の「ディアブロVT」をドナーカーとすることが可能か否かはアナウンスされておらず、基本は6速マニュアルトランスミッションを介して後輪を駆動することになるだろう。

ランボルギーニ ディアブロがレストモッドで復活

エッチェントリカ社のリリースによると、チタンとカーボンファイバーのパーツを多用することにより軽量化を図ったことがアピールされているものの、車両重量についての最終的な数値は、少なくとも現状では公表されていないようだ。

ただし0-100km/h加速タイムは3.5秒、最高速は335km/hに達することが明らかにされており、往年のディアブロGTRや現代の最新スーパーカーにも劣らないパフォーマンスを獲得していることは間違いないだろう。

そしてパワーアップがより大きなブレーキを必要とすることから、エッチェントリカによってアップデートされたディアブロには、巨大なスリット入りローターに6ピストン式のフロントキャリパーを備えたブレンボ社製のブレーキシステムが搭載されるとのこと。

いっぽう公式プレスリリースでは、サスペンションについては多くを語られていないようだが、ハンドリングを向上させるためにトレッドを広げ、スタンスも低められていることが広報写真からも判別できる。

エッチェントリカ・カーズは、この現代版ディアブロを世界限定19台のみ製造するとのこと。購入者は塗装、内装、トリム素材などをパーソナライズすることができるという。彼らは、まったく同じエッチェントリカ・ディアブロがふたつと存在しないようにさせたいと考えているようだ。

車名のとおり「エッチェントリカ(エキセントリック)」なレストモッド・ディアブロに設定された価格は120万ユーロ(邦貨換算約1億8650万円)からとされるが、これはあくまで製作費用のみで、あらゆるオプションとドナーカーの費用は別途とのことである。

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  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 1967年生まれ。かつてロールス・ロイス/ベントレー、フェラーリの日本総代理店だったコーンズ&カンパニー・リミテッド(現コーンズ・モーターズ)で営業・広報を務めたのちイタリアに渡る。帰国後は旧ブガッティ社日本事務所、都内のクラシックカー専門店などでの勤務を経て、2001年以降は自動車ライターおよび翻訳者として活動中。また「東京コンクール・デレガンス」「浅間ヒルクライム」などの自動車イベントでも立ち上げの段階から関与したほか、自動車博物館「ワクイミュージアム(埼玉県加須市)」では2008年の開館からキュレーションを担当している。
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