クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • 新型「クラウン」に似ている!? プジョー新型「408」はセダン・ワゴン・SUVのいいとこどりでした
CAR
share:

新型「クラウン」に似ている!? プジョー新型「408」はセダン・ワゴン・SUVのいいとこどりでした

投稿日:

TEXT: iconic  PHOTO: 小林 健

ガソリンモデルのエンジンの吹き上がりは軽い!

試乗車は、1.2Lのガソリン仕様だった。過去にインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞した定評のあるエンジンだけに、言われなければおそらく1.2Lとは気づかないほどパワフルに走る。エンジンの吹き上がりは軽く、トランスミッションも小気味よく変速していく。より元気に走りたい場合はスポーツモードにすると、1速下のギアをセレクトしてくれる。パドルシフトを駆使すればさらにスポーティな走行も可能だ。

足元には205/55R19サイズのミシュランeプライマシーというEV向けのタイヤを装着していた。じつはパワートレインの違いによる車両重量をみてみると、ガソリン仕様が1430kgなのに対してPHEVは1740kgと310kgも重くなっている。このタイヤはPHEVをカバーすることを前提に選択されているため、少しばかり路面とのあたりが硬く感じられた。まだ馴染んでいないということもあるだろうけど、もう少しサイドウォールの柔らかいタイヤを装着すれば、いわゆる「猫アシ」感が出るのではないかと思った。

プジョー408

ADAS(先進運転支援システム)は、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)やフロント&サイドカメラによる360°ビジョンなど、最新のものを搭載する。ステランティスグループのシナジーもあって、車線内の右寄りや左寄りなど、ドライバーの任意のポジションを維持してクルーズするレーンポジショニングアシストも装備するが、高速道路での渋滞時にすり抜けしていく二輪車を避けるようなシーンではとても役に立つ。

新しい「40X」シリーズは、いわばセダン・ステーションワゴン・SUVのいいとこどりである。そのコンセプトは奇しくも、新しく生まれ変わったクラウンと似ているから面白い。国民的セダンを現代的に解釈するとクロスオーバーに帰着するのは、フランスでも日本でも同じということのようだ。トータルとしてクラウンと同様に、新型408も日本人に受け入れやすいモダンフレンチに仕上がっている。

プジョー408GT(カッコ内はGT HYBRID)
・車両価格(消費税込):429万円〜(消費税込)
・全長:4700mm
・全幅:1850mm
・全高:1500mm
・ホイールベース:2790mm
・車両重量:1430kg(1740kg)
・エンジン形式:直列3気筒DOHCターボチャージャー(直列4気筒ターボチャージャー)
・排気量:1199cc(1598cc)
・エンジン配置:フロント
・駆動方式:前輪駆動
・変速機:8速
・最高出力:130ps/5500rpm(132ps/6000rpm モーター出力:30Nm)
・最大トルク:230Nm/1750rpm(250Nm/1750rpm モーター出力:81Nm/2500rpm)
・公称燃費(WLTC):16.7km/L
・ラゲッジ容量:536L
・サスペンション:(前)マクファーソンストラット式、(後)トーションビーム式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ディスク
・タイヤ:(前)205/55R19、(後)205/55R19

12
すべて表示

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS