コペン愛にあふれすぎてイベントも主催
真夏日となった2023年6月17日。静岡県にある小笠山総合運動公園エコパで「第1回TCM」が開催され、約200台の新旧コペンが集まり大盛況でした。その200台の中から気になった車両をピックアップして紹介します。今回は、紫のカラーと炎のバイナルが目印の“あいうた”さんのコペン。TCM(T=Tシャツ、C=コペン、M=ミーティング)の主催者でもあります。クルマのことはもちろんオフ会主催についてもお伺いしました。
VWカルマンギアのような雰囲気にひと目惚れ
2022年9月に購入したということで、オーナーになってまだ1年経っていない“あいうた”さん。「コペンに出会ってしまった」と、運命を感じているのは、彼女のお母さんが、フォルクスワーゲン「カルマンギア」に乗っていた影響を受けているからだそう。カルマンギアといえば、丸目のヘッドライトに丸いボディ、そしてオープンカー。コペンと同じような要素を持っている。
いまカルマンギアを探して購入し、維持していくのはかなりの覚悟が必要かもしれない。しかし同じような丸目のヘッドライト、丸いボディ、そしてオープンのコペンなら壊れることもほとんどなく、安心して乗ることができるだろう。
納車前からボディカラーを変えることを決めていたそう。オールペンするのではなく、見る角度によって色味が違って見えるラッピングがあることを紹介してもらい、ミステリアスインディゴパープルに全身ラッピングすることに。
紺のようにも見えるが、角度を変えるとパープルに見えてたしかにミステリアス。さらに、その上には炎のバイナルも施されている。このカラーはマフラーカッターと同じミントグリーンで仕上げられており、ミステリアスインディゴパープルとミントグリーンがお互い主張しすぎるわけでもなく、きれいにまとまっているのはセンスの良さといえるだろう。ホイールもいずれ深リムのホイールに交換したいとのことで、次に会うときにはどのように仕上がっているのか楽しみだ。
インテリアはノーマルを維持しているが、あちこちに大好きなパックマンのぬいぐるみやグッズがいっぱい飾られているのが可愛らしい。
自身の仕事をイベントにも活かしたかった
今回は“あいうた”さん自身が主催者となりオフ会を企画した。Tシャツコペンミーティングという名前の通り記念Tシャツを作り、参加の記念に配布したが、参加台数が200台弱で1人1台で来ても200枚。同乗で来ている人の分まで考えると相当の枚数のTシャツを製作したことになる。
自分が着る用に紫を作り、スタッフ用に赤、配布用に白、オフ会内イベント用に色違いなど6色を製作。それらがコペンのトランクに収まっていたというから、コペンの収納力の高さを証明したことになる。
Tシャツは“あいうた”さんがアパレル関係の仕事をしていることもあり、自身でデザインを考え作ったそう。オフ会のあとでも日常的に使えるようなデザインを考え、今回は初代のL880K型のデザインにしたとのことだが、次回はLA400KをデザインしたTシャツを作りたいそうだ。
大好きな洋服とコペンを掛け合わせたイベントをしたい! と思っていたところ、数多くのスタッフが手伝ってくれ、イベント前にはSNSで参加するみんなが「天気が晴れますように」と祈ってくれたり、「楽しみです」といった応援も多くもらったとのこと。
そのおかげもあり、当日は真夏日という晴れすぎた天気と、内容盛りだくさんで参加者全員が楽しめるイベントも行うことができ、主催者ながらものすごく楽しめたとのこと。次回は今回の反省を生かし、もっと楽しめるオフ会を主催したいそうだ。“あいうた”さんのコペンの進化はもちろん、次回のTCMがどのように開催されるのか楽しみだ。