スポーツギアやオープンギアなども展開
それと、いかにもRVRらしいバリエーション展開でもユーザーを愉しませてくれた。
その中の1台が1992年10月に登場したスポーツギア。「行動半径をさらに広げるフィールドエクスプレス」を狙いに開発されたこのスポーツギアは、210mmの最低地上高(標準車は160mm)が確保され、今で言うクロスオーバー的なキャラクターが与えられたモデル。
外観では大型フロントグリルガードをはじめアルミ製スキッドプレート、マッドガード、さらにRVRの印象をよりたくましくしたワイドフェンダー(全幅は1740mm)、サイドステップ、さらに標準タイヤをマウントしたテールゲート背面のスペアタイヤキャリアなどを装着した。エンジンは160psにパワーアップを果たした2Lガソリンに加え、2Lディーゼルターボも設定。4WDはセンターデフとビスカスカップリングを組み合わせたフルタイム4WDとした。
さらに1993年8月になると、今度はオープンギアが登場。こちらは2ドアボディに電動オープンルーフを備えたモデルで、フロント部分の約70cmのルーフがスイッチひとつで後方にスライドさせられ、フロントシート頭上がオープン状態にできるというもの。ボディ色はスライドルーフ部分が有彩色のボディ色とし、ボディ後半と下部はラガーディアシルバーの3ウェイ2トーンで、見ても乗っても個性が味わえるRVRだった。
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RVRそのものは230ps/29.5kgmを発揮する2LのDOHC 16バルブインタークーラーターボの設定(1994年のマイナーチェンジ時)や、1997年にはエアロパーツを装着したハイパースポーツギアなども登場。いわゆるRVがトレンドだった時代に、三菱の得意技が投入された実用的でアクティブなクルマだった。