ボディカラーは全7色で展開
ミツオカブランドを展開している光岡自動車が、2シーター・オープンモデル「Himiko(ヒミコ)」の2024年モデルを発表した。しかし、その年間生産計画はわずか10台。2023年7月29日(土)より全国一斉発売されるが、抽選ではなく全国の販売店にて先着順での受注・販売となる。
ロードスターのホイールベースを700mm延長した優雅なオープンカー
光岡自動車が2代にわたって手がけた「Le Seyde (ラ セード)」は、日産「シルビア」がベースのクラシカルなスタイルが印象的だった。その後継機種として、マツダ「ロードスター」をベースにクラシックカー風のロングノーズ&ショートデッキのオープンカーとして登場したのが「ヒミコ」。邪馬台国の女王として君臨した卑弥呼からネーミングされたこのモデルは、現代では稀な流麗なデザインを採用している。その登場は2008年のこと。
NC型ロードスターをベースに製作され、当初は電動メタルトップモデルであったが、その後ソフトトップモデルが追加されている。2018年にはベースモデルの変更にともない、ND型ロードスターをベースにヒミコも2代目に進化。ソフトトップモデルのみのラインナップとなっている。車両サイズは全長4580mm×全幅1740mm×全高1235mmとなる。
今回発売が発表された2024年モデルの主な改良点は、七宝焼グリルバッヂやカラードアッパートリム(ボディ同色)など、発売以来人気の高かったメーカーオプションを標準装備とした。そのほか、クラシカルな魅力を際立たせるために、これまで3種類あったグレード設定を1グレードに絞り込んでいる。
ボディカラーは全7色。パッションレッドメタリック(プラス11万円)、ジェットブラックマイカ、スノーフレイクホワイトパールマイカ(プラス5万5000円)という既存の3色に、4色の新色としてフレンチミントパールメタリック、ソリッドグレー、サンシャインオレンジ、シフォンアイボリーメタリックが加わった。
ボディ同色のカラードドアアッパートリム、ボディカラー近似色のレザーシート(合成皮革)を標準装備。他にも、クルーズコントロール、交通標識認識システム、ドライバー・アテンション・アラート、マルチインフォメーションディスプレイ(TFTカラー)、CD/DVDプレーヤー、地上デジタルTVチューナー(フルセグ)、シートヒーターが特別標準装備となる。
グレードは「2024MODEL」(1496cc/6速AT)のみの展開で、価格は678万7000円(消費税込)。2024年の「ヒミコ」の年間生産計画台数は10台のみ。2023年7月29日(土)より全国一斉発売となり、申込み順に受注となる。