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RZ34「フェアレディZ」を操る末永直登が優勝!「フォーミュラドリフト」4戦目は波乱の展開でした

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TEXT: 高橋 慎一  PHOTO: フォーミュラドリフトジャパン

MOTOR GAMESとしてSUGOで開催された第4戦

2023年で9年目のシーズンを迎え、激戦が続くドリフト競技「フォーミュラドリフトジャパン」の第4戦が、7月22日(土)~23日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。今回は「MOTOR GAMES」としてフォーミュラドリフトジャパンだけでなくFMX SHOW CASEとFDJ2との併催で行われ、4輪のドリフトと2輪のFMXが楽しめる2日間となった。

昨年より約20m長く設定されたコース設定

スポーツランドSUGOラウンドは、インターナショナルレーシングコースを使用し、ホームストレートからスタートして1コーナーから3コーナー立ち上がり付近までが審査コーナーとなり、4つのアウトゾーンが設けられる従来通りの形。しかしスタート位置は昨年より約20m長く設定され、より迫力あるドリフトが楽しめるコース設定で行われた。

東北魂で走りきったKANTA選手

単走で行われた予選は、スタート位置の変更が影響したのか、各選手ともに思ったように得点が伸ばせないなかでの戦いとなった。そんななか、予選1本目から88ポイントの高得点を獲得したのは、KANTA(JZX100)だ。2本目の走行では日比野哲也(RZ34)が87ポイントを獲得するも、KANTAの1本目には及ばず、さらにKANTAは2本目も87ポイントを獲得し、見事単走優勝を果たした。

KANTAは昨年もこのコースで単走優勝を獲得しており、スポーツランドSUGOを得意とする選手。青森出身で現在福島在住ということもあり、東北で行われるこのラウンドに賭ける想いも強い。昨年は追走で松山北斗に敗れて2位だっただけに、今年こそはという強い気持ちで挑んだ大会となった。

14歳ドライバーの箕輪選手はポイントを伸ばせず

シリーズランキング1位で第4戦を迎えた14歳の最年少ドライバーの箕輪大也(GRヤリス)は、1本目83ポイント、2本目82ポイントと安定した走りを見せるも予選は6位での通過となった。第2戦終了時点でシリーズランキング6位のマッド・マイクは、練習では激しいドリフトで魅了したものの、予選では思ったように得点を伸ばすことができず33位に終わり、悔しい予選落ちという結果となった。

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