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復活熱望! バブル期のRVブームを牽引した三菱「パジェロ」歴代モデルを振り返ろう【カタログは語る】

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

3代目(1999~2006年) よりグラマラスなスタイルに一新

3代目パジェロは「野生の山猫が獲物を狙う瞬間に見せる緊張感と躍動美」(広報資料より)をデザインテーマに、グラマラスなスタイルに一新。ジープ由来のフロントミッドシップは継承しつつ、ホイールベースは2代目に対してショートボディで+125mm、ロングボディで+55mm、トレッドも両ボディともフロント+95mm、リア+80mmに、全幅は全車とも1875mmに拡大した。さらに「新ビルトインフレームのモノコック構造」の採用で軽量化も図った。

エンジンは新開発の4気筒DOHC 4バルブの3.2Lインタークーラーターボ直噴ディーゼルと、V6の3.5L GDIの2機種を設定。4WDシステムのSS4II(スーパーセレクト4WD II)は可変式前後駆動力配分を採用した。ATはスポーツモード付きINVECS-IIとしていた。

4代目(2006~2019年) シンプル志向のデザインへと回帰

さらに2006年10月に発表された4代目パジェロは、3代目に対し全幅を20mm狭めつつ、全長は伸ばす(ロング、ショートとも+130mm)などしたうえ、抑揚をおさえて2代目に回帰した印象のスタイルに。搭載エンジンは3.8LのV6 MIVECエンジン(6G75型)と3LのV6 ECI-MULTI(6G72型)の2機種を設定。進化させたASTC(アクティブスタビリティ&トラクションコントロール)、より質感を高めたインテリアなどを採用。オールラウンドSUVとしての機能性をより高めたモデルとしての実力を発揮した。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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