幅広いバリエーションが豊富だった
続くジャパンの世代では、TIシリーズに1800GLとして1タイプのワゴンが用意された。セダン系のリアサスペンションが4リンクコイルスプリングなのに対し、ワゴンはリーフスプリングとそれまでの形式を踏襲。搭載エンジンはZ18型(105ps/15.0kgm)となり、カタログによればトランスミッションには4速フロアシフト、OD付き5速フロアシフト、そして日産マチック(AT、フロア)の3タイプの用意があった。
外観ではリアクォーターパネルにウインドウが設けられており、ラゲッジスペースは、ダブルフォールド式で折り畳んだ状態の後席背もたれ部分にもカーペットが付き、フラット状態のスペースが快適に活用できるようになっていた。写真のウッディサイドパネル、アルミロードホイールはオプションである。
変わって6代目、ニューマン・スカイラインの世代では、新たに登場した5ドアハッチバックが注目だった。「精悍なシルエットに豊かな空間を擁して誕生/スカイラインの伝統の走りと、5枚目のドアが可能にした、この豊かさ、この広さ。ハッチバックもスカイライン設計者が手がけるとこうなります」とカタログにも記されているが、諸元表を見て改めて驚くのは、4気筒で2機種(1.8Lと2L)、6気筒はターボ、ディーゼルを含め3機種と幅広いバリエーションが展開されていたということだ。