軽ハッチバックのポテンシャルに驚愕
軽自動車がサーキットを走ると聞くと「どうせ遅いんでしょ?」と思うかもしれない。たしかに富士スピードウェイのような高速サーキットであればそうかもしれないが、スポーツランドSUGOでは軽自動車だからといって侮れない。実際、普通車を含めた混走の時間では、排気量が2倍の差もあるような普通車を颯爽と抜き去るシーンもチラホラ。ちなみに、他のサーキットでは軽自動車がポルシェよりも速い、なんてことも。
今回走った軽自動車の中で速かったのが、ダイハツ「ミラ」の2台。1台はL500系のアヴァンツァート、もう1台はL275系のバン。前者はいわゆる足まわりとコンピュータチューニングを施し、後者はそれらに加えてエンジン載せ替えなども行ったディープな仕様となっていた。車重が軽いハッチバック(しかも軽)というアドバンテージも相まって、キビキビとした走りが非常に印象的だった。
なお今回の20回目をもって、Tセレクション杯は一旦その歴史に幕を下ろすとのこと。非常に残念ではあるが、また復活することを願って待ちたい。