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夏に多いバッテリーあがりの心配がグッと減る「リチウムイオンバッテリー」とは? メリットだけでなくデメリットもお教えします

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: 写真AC/AMW編集部

デメリット

メリットだらけのように見えるリチウムバッテリーにも欠点はある。

1)取り扱いがシビア

高性能なリチウムバッテリーだが、その反面、過充電、過熱、過放電など取り扱いを間違うと、バッテリーの膨張、発煙発火など重大なトラブルを引き起こす可能性がある。信頼できるメーカーであれば、過放電・過充電の保護装置が備わった安全装置付きの製品を販売しているので、購入する際はこうしたものを選ぶのが非常に重要。

2)価格が高い

リチウムバッテリーの最大の欠点は、価格が高いことかもしれない。鉛バッテリー換算で50~60Ahのものでも、6~7万円とかなり高価だ。鉛バッテリーなら1万5000~2万円程度なので……。

3)専用バッテリートレイが必要

リチウムバッテリーは、純正の鉛バッテリーよりもかなりコンパクトなので、固定方法を変更する必要がある場合も。バッテリートレイやステーをワンオフで作ってもらうことも考えておこう。

リチウムイオンバッテリー

4)ジャンプスタートができない!?

上記のようにリチウムバッテリーは取り扱いがシビアなので、過放電状態になると分解反応を起こし、次回充電時に膨張や発火する可能性がある。そうした状態になったリチウムバッテリーでジャンプスタートするのはとても危険。

ただし、過放電保護装置が付いたリチウムバッテリーなら、ジャンプスタートも可能だったりするので、取扱説明書をよく読んで確認すること。

このようにたくさんのメリットがありつつ、取り扱いには専門知識が必要なので、購入時には実績とノウハウのある専門店で相談し、安全性の高いバッテリーを選ぶようにしよう。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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