HREからの今季2戦目を4位でチェッカー
第2ステージは終始9番手前後を走行し、ステージの残り5周で61号車はピットに戻り、給油と4本の新品タイヤを装着してコースに送り出し最後尾でレースに復帰する。最終ステージ、この日最長のグリーン下での走行でベル選手は4番手まで順位を上げる。しかし、レース終盤は複数のマシンが絡む大きなクラッシュが起こりレースは赤旗中断となる。
13分と長い中断になった。ベル選手は残り4周、優勝をかけた再スタートをインサイド2列目からスタートするが、3位のマシンからのブロックを受け失速してしまう。残り3周トップ3台との間隔を詰めていくもパスするまでには至らず、HREからの今季2戦目を4位でチェッカーを受けることになった。
クリストファー・ベル選手は次のようにコメント。
「レースに向けて非常に素晴らしい戦略を立てたことが、トップ5フィニッシュという形で報われました。今年2回目のトラックシリーズに戻れ、素晴らしいタンドラを私に提供してくれたことは、服部オーナーにはいくら感謝してもしきれません」
シリーズのプレイオフまであと2戦となったアンクラム選手にとって、ポコノでの戦歴はトップ5フィニッシュを2回、トップ10フィニッシュを3回記録している。アンクラム選手が駆るHREの16号車は、スタート直後の4周目に他車の接触を受けてしまう。右フロントフェンダーにダメージを負ったため16号車は修理を行い、第1ステージを23位で終えることに。
続く第2ステージは、ステージ中にピットインを行わない戦略を取り、第2ステージ終了の時点で7位まで順位を上げ、貴重なステージポイントを獲得する。そして第2ステージ終了後のステージコーションで16号車はタイヤ4本と燃料を補給するためにピットインし、23番手から最終ステージに挑むこととなった。この最終ステージではいくつかのクラッシュが発生したものの、16号車は12位まで順位を上げることに成功し、チェッカーフラッグを受けた。
アンクラム選手は次のようにコメント。
「今日はかなり浮き沈みのある一日となりました。右フロントノーズにダメージを負ってからは厳しい戦いでしたが、チームは諦めず、第2ステージでより多くのステージポイントを獲得するためのいくつかの戦略を実行したこと、そしてレース終盤のクラッシュを回避できたことで、良い結果を残すことができました」
トラックシリーズ次戦は、レギュラーシーズン最終戦として7月29日(土)にバージニア州リッチモンドにあるリッチモンド・レースウェイで開催された「Worldwide Express 250(250周/187.5マイル)」。このレースの模様はあらためてリポートする。