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【SUPER GTを100倍楽しむ方法】小学生がレーサー気分を味わえる! 富士スピードウェイのキッズカート体験で車を操る楽しさを体感しよう

子ども用とは言っても本格的なキッズ用カート

小学生向けに、本格的なカート走行を安全に楽しむ体験会

日本を代表するGTレースが「SUPER GT(以下、スーパーGT)」。毎戦国内外のスポーツカーがしのぎを削り、迫力のバトルシーンが繰り広げられています。今回、スーパーGTの会場で開催されるさまざまなイベントの中から「SUPER GTキッズカート無料体験会」を見学してきたのでレポートします。

保護者の同伴が必要で、当日の事前予約制だが時間枠はたくさんある

イベント広場の一画では、「SUPER GTキッズカート無料体験会」が開催されていました。参加費用は無料で、30分間のカート走行を体験できます。初めてカートに乗るお子さんでも安心して参加できるようになっていて、親子で参加しながら四輪車を操縦する愉しさを体験することができるプログラムです。

今回開催されたカート体験会の対象となるのは小学1年生から6年生の男女で、身長制限が100cm~135cmまでとなっていました。予約制で、親子2名1組での参加となります。1回の走行で参加できる定員は4〜6組に絞られていて、少人数での案内となっていました。乗車できるカートは、子ども用のゴーカートに4サイクルエンジンの搭載車、もしくはバッテリーで駆動するモーター搭載車というラインナップ。

もちろん見た目も本格的なレーシングカートさながらに、各車それぞれメーカーのラッピングが施されていました。さらに、マシンと同じメーカーのキャップがランダムでプレゼントされるという特典もあり、レーサー気分を盛り上げるのにひと役買っていたようです。

レクチャーをしっかり受けてから乗車するので、初心者でも安心

実際にカート体験会の様子を見学して気づいたのは、思った以上に安全に配慮されているということでした。お子さんたちが安全にじっくりとカートに触れることができていたので、親御さんも安心ですね。

安全面の配慮は、乗車前のガイダンスでも徹底されていました。まずは最初にインストラクターから、マシンの操縦の仕方の説明をひと通り受けます。アクセルからブレーキ、ステアリングまで、丁寧にレクチャーされていました。次に、親御さんはカートのうしろに立って見守りながら、エンジンを止めたままの車両で、発進と停止の操作を繰り返し練習します。ここまでマスターできてやっとエンジンスタートし、いよいよ走り出します。

ところがエンジン始動したからといって、自由に走り回れるわけではありません。お子さんが乗るカートを挟み込むような体制で、後方は保護者、前方はスタッフが立つことになっています。保護者は、カート後方から延びる安全ベルト(ロープ)を持つことになっているので、飛び出し防止対策も万全でした。

安全性への配慮は世界屈指のサーキットならでは

ここまで筆者の体感で15分ほどかかったでしょうか。充分な安全対策と、丁寧なレクチャーを経て、ようやく走り出したキッズカート。しかしここまで安全に対する徹底管理がなされるのは、さすが世界有数のサーキットである富士スピードウェイだからこそ。そしてレクチャーを終えると、特設コースをゆっくりと走行することができるようになっています。ただし、カートの動きに対して、いつでもスタッフの手が及ぶ範囲で対処できるような管理体制が取られていたことも、特筆すべき点でしょう。

このキッズカート体験会は、スーパーGTを主催する株式会社GTアソシエイションのCSR活動の一環で行われています。子どもたちに、エンジンなどの動力で走るクルマの楽しさを体験してもらい、興味をもってもらうことを目的としています。

親子でのカート体験が、モータースポーツファンの裾野を広げる一翼に

カートのひとつひとつの操作を、一所懸命おぼえようとするお子さんたちの顔は、真剣そのものでした。どの子もとにかく夢中で運転していましたが、速くて楽しい乗り物だからこそ、正しく安全に運転することが大切です。これをきっかけにして、子どもたちがクルマをより身近に感じ、クルマやモータースポーツに興味を持つ入り口になると良いのではないでしょうか。

保護者がコース外からただ見学するだけのカート走行とは違い、親子で安全に体験するというのが、この体験会の特徴でもあります。お子さんが初めてカートを操ったり、初めてドライビングの愉しさを味わったり、たくさんの「初めて」をこのカート走行で経験できたに違いありません。お子さんの「初めて」を親御さんも間近で見ながら、一緒に感じた経験が、親子にとってかけがえなのない思い出になったことでしょう。

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