2回目のSC導入から赤旗中断へ
67周目、13コーナーでGT300のNo.25 HOPPY Schatz GR Supra GTに車両火災が発生し、SCが導入される。ドライバーは自力で脱出したものの燃料系の火災により消火活動が難航し、赤旗中断となる。
赤旗中断中、雨が降り始めて雨脚が強まりウェットコンディションとなる。これにより待機しているホームストレート上でのウェットタイヤへの交換が許可された。レース再開時間は天候の悪化により当初より伸び、最終的に16:30にSCランでレース再開となった。雨は止んだがウェットコンディション状態で、残り29周になるタイミングでSCが解除された。
74周目のTGRコーナー、No.3 Niterra MOTUL ZがNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraをオーバーテイクし、2位へとポジションを上げる。その速いペースを維持したまま、75周目のTGRコーナーでNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraをオーバーテイクしトップへと踊り出る。
3位を走行するNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR SupraにNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra、No.16 ARTA MUGEN NSX-GT、No.8 ARTA MUGEN NSX-GTが接近し、4台ワンパックになる。一つ抜け出したのはNo.37 Deloitte TOM’S GR Supraで、80周目のTGRコーナーで3位へとポジションを上げた。
84周目に入ったタイミングで上位を走っていたNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraが賭けに出る。再度給油しスリックタイヤでコースへ復帰。これを見てNo.1 MARELLI IMPUL Zもスリックタイヤへとチェンジした。
87周目、No.17 Astemo NSX-GTが3位を走るNo.37 Deloitte TOM’S GR Supraをオーバーテイクし3位へとポジションを上げる。残り7周、No.17を先頭に4台での3位争いが繰り広げられる。ここで抜け出したのがNo.100 STANLEY NSX-GTで3位に順位を上げた。
波乱の展開となった第4戦、最終的にトップでチェッカーを受けたのはNo.3 Niterra MOTUL Zとなった。なお、レース終了後、No.100 STANLEY NSX-GTとNo.16 ARTA MUGEN NSX-GTに対して、ピット作業規定違反によるペナルティが課せられた。
最終的な上位10台の結果は以下の通り。
1位:No.3 Niterra MOTUL Z
2位:No.64 Modulo NSX-GT
3位:No.16 ARTA MUGEN NSX-GT
4位:No.36 au TOM’S GR Supra
5位:No.38 ZENT CERUMO GR Supra
6位:No.100 STANLEY NSX-GT
7位:No.17 Astemo NSX-GT
8位:No.37 Deloitte TOM’S GR Supra
9位:No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
10位:No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z