難しいが走りごたえのあるコース設定
年4戦シリーズが開催されているLuftジムカーナチャレンジ・シリーズが、4月の開幕戦に引き続き、2023年7月8日(土)に三重県鈴鹿市にあるモーターランドSUZUKAで第2戦を開催した。このシリーズは、JAFクローズド格式という本格的な競技運営を行いながらも、ジムカーナの難しさを極力排除し、初心者にもやさしいシリーズとして知られている。
敷居が低いから練習会に参加するよりもまずは参戦?
ジムカーナといえば自動車の競技ライセンス取得の際に触れることがあるが、どうしてもジムカーナを極めたい人以外にとっては、マイナーなカテゴリーというイメージを持つ方も多いだろう。ニッチな世界だが、それでも各地方では競技会が行われ、調べてみれば練習会なども行われており、活況というイメージはないかもしれないが、競技人口は少なくない。
モーターランドSUZUKA(MLS)を舞台に、「初心者に易しいジムカーナシリーズ」として参加者を集めているLuftジムカーナチャレンジも、人気ジムカーナ競技会のひとつ。2023年で開催7シーズン目を迎えている。シリーズは年間4戦で行われており、MLSのコースは1周1kmだが、その接続部などを利用したレイアウトを活かして、「さすがにコースレイアウトのネタが尽きてきた」と主催者が話す通り、毎回新たなコースを設定して開催している。参戦することでライセンスも取得できることになるので、ここを足場にし、巣立っていく参加者も多い。
このシリーズの特徴は何といっても走れる回数が多いこと(練習走行2回、アタック1回、練習走行1回、アタック1回、反省走行1回の合計6回)や、同乗走行などジムカーナ競技をする以前のところで立ち止まってしまっている参加者に「より易しいジムカーナ」を提供することである。
2023年シリーズ第2戦の今回は、参加者の競技レベルも上がっていることもあり、「過去最高の難易度」と「難しいが走りごたえのあるコース」の設定となった。そのため、同乗走行全面禁止で着衣についてもよりしっかりした対応を求めているという。蒸し暑く雨の予報も出ていた7月8日、今回は27台のエントリーがあったが、3名がキャンセルで、24台で開催となった。参加者の声を聞いてみた。