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スーパーカーはアートがお好き。マクラーレン「アルトゥーラ」を現代芸術作品に仕立てのはベルリン在住の新進気鋭アーティストでした

パーカー氏がインスピレーションを受けているというベルリンで撮影が行われた

アルトゥーラのダイナミックな個性と共鳴

マクラーレンは、ドイツ人アーティストであるセヴィン・パーカー氏とコラボレーションし、ハイブリッドスーパースポーツ「アルトゥーラ」のアートカーを誕生させた。セヴィン・パーカー氏は独学で現代抽象画を学んだという、ベルリン在住の新進アーティスト。近年、その評価と人気が高まっており、直近ではハンブルクで開催されたIncubARTor展へ作品を出展している。

アートにふさわしいスタイルとコンセプト

キャンバスとなるアルトゥーラも、アートに用いるにふさわしいスタイルとコンセプトを備える。マクラーレンによると、アルトゥーラはアートと未来のテクノロジーの融合を表現しており、その名もArt(アート)とFuture(未来)を組み合わせたもので、最先端テクノロジーと美しいデザインのシームレスな融合を表しているという。エアロダイナミクスを追求した流麗なシルエットは、モダンアートにインスパイアされており、マクラーレンとセヴィン・パーカー氏とのシグネチャーコラボレーションの題材にふさわしいという。

アルトゥーラは2021年に登場した、スーパーシリーズに分類されるハイブリッドスーパースポーツ。新設計のマクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)と呼ばれるハイブリット専用の超軽量シャシーを採用。モーターやケーブル、バッテリーが計130kgほどになるにも関わらず車重は乾燥重量1395kgにまとまっており、マクラーレンいわく純ガソリンエンジン搭載モデルと同等の重量を目指したという。

パワートレインは3.0リッターV6エンジンとEモーターをリアミドに配置し、合計出力は680ps/720Nmを発生。約21km/Lの高い燃料効率を誇っている。

独特の色使いがダイナミックな個性と共鳴

マクラーレン・オートモーティブのセントラル・ヨーロッパ・マーケット・ディレクターであるバスティアン・リューマン氏も、今回のコラボレーションでの両者の親和性を次のように語っている。

「セヴィン・パーカーとのエクスクルーシブなコラボレーションを発表できることを嬉しく思います。パーカーの非凡な才能と芸術に対する深い理解によって、アルトゥーラのスピリットを完璧に捉えた実に素晴らしいデザインを創り出すことができました。彼の色使い、特にパープルとイエローの鮮やかな組み合わせは、創造性、個性、エネルギー、オプティミズムを象徴しており、これらすべてがアルトゥーラのダイナミックな個性と共鳴しています」

セヴィン・パーカー氏の個性的な色使いや斬新さはイマジネーションをAR(拡張現実)まで用いた最新の表現方法によって、エモーショナルで一瞬の美しさを捉えて表現しているという。また、このテーマはモータースポーツファンでもあるパーカー氏のライフスタイルにも通ずるという。

このアートカーはパーカー氏がインスピレーションを受けているというベルリンの数カ所で撮影。その後、パルマ・デ・マリョルカで開催されるNit D’Arteやマイアミで開催されるART Baselなど、年間を通して世界のイベントで展示される予定となっている。

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