日本各地から多様なクルマが参戦する「クラシックジャパンラリー」
前述したように、2023年5月19日~21日までの3日間にわたって開催された「クラシックジャパンラリー2023 横浜 Y164」に1957年式メルセデス・ベンツ 300SLロードスターが参戦したが、ウレシイことに先導車としてイベントをサポートしたのがMercedes-AMG SL43だったので、最初のSLと最新のSLの共演を堪能することができた。驚くべきことに今回参戦した300SLロードスターは、オーナーによるとレーシングドライバー界のレジェンドであるスターリング・モスが来日してクラシックラリーにゲストとして参加した際に運転したクルマとのことで、インテリアを確認させてもらったら助手席側のダッシュボードに直筆サインが入っていた。
そのような由緒あるクルマまで登場し、新旧のSLが一堂に会するようなシーンを見られるのも、日本各地から多様なクルマが参戦する「クラシックジャパンラリー」ならではの魅力だといっていい。ちなみに、初代SLの生産台数は、クーペが1400台、ロードスターが1858台だといわれている。
また「クラシックジャパンラリー2023 横浜 Y164」では、ヤナセオーナー限定サイト「YANASE X FIELD」とのコラボレーションが実現。現代車で参加できる「Classic Japan Rally Experience」に2014年式メルセデス・ベンツ SLS AMG GT ファイナルエディションも参戦した。往年の300SLをモチーフとしたこのクルマも走ったことにより、さらに豪華なラインアップとなったのだ。
他ブランドのスーパースポーツカーも愛用しているというSLSオーナーによると、SLSの限定モデルをもう一台所有しているらしく、やはりガルウイングドアがお気に入りポイントとのことだった。SLRマクラーレンまでを含め、歴代のSLシリーズは熱心なファンを獲得しているのだ。
今回の「クラシックジャパンラリー」に参加したSLたちに加え、