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5450万円のキャンピングカーの中身は? 広さも機能も快適さもリッチな文字どおり「移動できる家」でした

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔

驚くほど広い車内の秘密は車外にせり出す空間

いよいよ車内に入ってみる。左ハンドルの輸入車ゆえに出入り口は日本の観光バスとは反対側の車体フロント右側面にある。中に入ると右側に運転席と助手席が見えてくる。そして左側、つまり車体後部に目を移すと、ソファベッドやダイニング、キッチンなどが目に入ってくる。キッチンに至っては日本のワンルームよりはるかに豪華。さらに奥に進むとシャワー&トイレがあり、一番奥がキングサイズのベッドとクローゼットとなっている。

とにかく設備は一般住宅なみかそれ以上。そして全ての設備が車内とは想像できないほど広いのだ。じつはボディ数カ所が停車中は車外にせり出すことで、車内スペースを拡大。走行中は格納される仕組みとなっており、これが車内の広さの秘訣となっている。ちなみに乗車定員6名に対して就寝人数も6名となっているそうだ。

充実装備のモーターホーム、気になるお値段は?

このアレグロブリーズ33BRは専用のシャシーにカミンズ社製6.7Lディーゼルエンジンとアリソン6速オートマチックを組み合わせ、イージードライブが可能。ちなみにそれ以外にもパワーブレーキやパワーステアリングはもちろん、トラクションコントロールやアダプティブクルーズコントロールなどの一般的な安全装備も完備しているため、運転も大きささえ慣れてしまえば快適だそうだ。

さて気になる値段だが、新車の33BRで5450万円(消費税込)。装備や内容を考えれば妥当なプライスかもしれないが、一般的な住宅が買えてしまう値段だ。さすがにそこまでは払えないという人には、隣に並ぶ2017年式のアレグロブリーズ31BRの中古車がおすすめ。こちらは2700万円(消費税込)とおおよそ半額となっている。

いずれにせよ簡単に買える世界ではないが、憧れのモーターホームであることは間違いないだろう。

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