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「FUELFEST」で「フォーミュラドリフトジャパン」のエキシビション開催!『ワイルド・スピード』の世界を堪能する熱い1日に密着

ブライアン仕様R34 GT-Rの精緻なレプリカも登場

今年も富士スピードウェイでFUELFESTが開催

2023年8月11日(金・祝)、富士スピードウェイで「FUELFEST JAPAN TOKYO(フューエルフェスト ジャパン トーキョー)」が開催された。従来の日本の自動車イベントとはかなり違ったテイストで大いに盛り上がったアメリカ発祥のカーショーとはいったいどのようなイベントなのだろうか。富士スピードウェイ全域使って行われたイベントの様子を紹介しよう。

故ポール・ウォーカー氏の志を継いでアメリカで発祥

FUELFESTは映画『ワイルド・スピード』で主演を務めていた故ポール・ウォーカー、その弟コディ・ウォーカー、そしてワイルド・スピードシリーズで共演した友人のタイリース・ギブソンらが中心となり、生前のポール氏によって設立された非営利災害支援団体ROWW「Reach Out World Wide」を守るために始まったカーフェスティバル。今回も含め、FUELFESTのイベント収益の一部はROWWに寄付される。

『ワイルド・スピード』劇中車やレプリカ、インスパイアされたカスタムカーが2000台以上

イベントのオープニング自体は9時半からとなっていたが、朝早くから多くの来場者が会場に訪れていた。パドックエリアにはショーカーと各種ブースが出展。また、劇中車やそのレプリカも多数展示されていた。一般ユーザーの車種も日本のクルマイベントでは見る機会の少ないマッスルカーやピックアップトラックなどのアメリカ車、日本車でも西海岸にマッチしそうなカスタマイズが施された車両が多くあり、参加車両の総台数は2000台オーバー。独自の世界観となっていた。

コースを渡りグランドスタンド裏のイベント広場へと行くと、レーシングドライバー織戸 学選手が主催する「オリドパラダイス」が開催されていた。ここでは、車種ごとに並べたオーナー同士の交流や、車両停止時の目的物までの距離の近さを競う「前止め選手権」、抽選会やじゃんけん大会などが行われ、織戸選手ならではの独自の雰囲気に包まれた会場となっていた。

フォーミュラドリフトジャパンが大迫力の走りを披露

マルチパーパスコースでは日本トップカテゴリーのドリフト競技のひとつである「フォーミュラドリフトジャパン」がエキシビションマッチを開催していた。

練習走行、予選走行2本、TOP 12タンデムバトルと本戦さながらの形式で行われた。ジャッジもしっかりと本戦と同じような形式で行われ、タンデムバトルは2本の走行では決着が付かず、再度走行を行うワンモアタイムで決着が付く場面もあった。

白熱したエキシビションマッチを制したのはGR86を駆るTeam Cusco Racingの草場佑介選手であった。2位は岡部 諒選手、3位は中学生ドライバーの箕輪大也選手という結果に。また、ドリフト競技ではレジェンドドライバーである谷口信輝選手も参戦したものの、マシントラブルにより残念ながらリタイアとなってしまった。

マルチパーパスコースでは普段のフォーミュラドリフトよりもギャラリーの間近でマシンが走行するということもあり、大迫力のドリフトに来場者たちは釘付けとなっている様子であった。

そのほかレーシングコースでは各種デモランや0-200mのドラッグレース、メインストレートではきゃりーぱみゅぱみゅのスペシャルライブなどが行われ、イベントの最後はパレードランで締めくくられた。イベント当日は晴天に恵まれ、気温も高かったが、会場の熱気も一段と高い1日となったのだった。

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