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トヨタ「タウンエース」がアメリカンな車中泊カーに! ミドルバンとは思えない快適バンライフを実現した秘訣とは

ハーフキャップが備わるスチール風のアルミホイールもレトロな雰囲気を演出

ハイエースよりちょっと小さな車中泊仕様のコンプリートカー

2023年8月5~6日に千葉県の幕張メッセで開催された「アソモビ」は、クルマと旅や外遊びを融合させたイベント。車中泊仕様やキャンピングカーはもちろん、遊びがもっと楽しくなるカスタム車両が多数集まった。そんな中から、大胆にフロントマスクをイメージチェンジした車中泊仕様のトヨタ「タウンエース」を紹介しよう。

ベース車両はミドルサイズバンのタウンエース

今回のアソモビの会場で発見したのは、ハイエースのカスタムで有名なサンタローザのブースで発見したミドルサイズのカスタムバンで、「monolog」と名づけられた車中泊仕様。monologのベースとなっているのは、トヨタのミドルサイズバンであるタウンエースだ。

ちなみにタウンエースのボディサイズは全長4050mm×全幅1670mm×全高1900mm。ハイエースは最もコンパクトな標準のバンで全長4700mm×全幅1700mm×全高1980mmなので、タウンエースはひと回りコンパクトということになる。ハイエースではちょっと大きすぎるというユーザーにはちょうど良いサイズなのだ。

ちなみにタウンエースは標準で両側スライドドアを持ち、じつはバンライフの相棒としても密かに注目を集めている。そんなタウンエースのコンバージョンということで昨今注目を集めているそうだ。

フロントフェイスはアメ車風のキットを装着

フロントフェイスは同社のFILBERTと呼ばれるフェイスリフトキットを装着してカスタマイズしている。角目2灯の規格型ヘッドライトを持つ3代目フォード「エコノライン」を彷彿させるスタイルで、丸みのあるタウンエースが、角ばった張り出しのあるフロントフェイスに大変身。さらにスチール風のバンパーも備わり、これによってオリジナルのタウンエースの商用車っぽい面影は皆無に。

ホイールもハーフキャップが備わるスチール風のアルミホイールを装着することで、全体的にレトロな雰囲気となっているのだ。さらに展示車両はオプション設定されているルーフラックやサイドオーニングなどを装着し、バンライフを楽しむのに最適な車両となっているのだ。

車内空間をできるだけ広く使う考え抜かれたインテリア

さて、monologの真骨頂はインテリアにある。セカンドシートはフロントシート同様にボーダー柄で張り替えられたREVOシートを設置し、その後ろにはアレンジが可能なベッドを配置。これによって全てをフラットにすると、全長2mのベッドとなる。

車体後部にはウッドキャビネットを設置し、キャンプグッズやギアを収納可能。さらに後部のベッドは3分割に格納可能で、背の高い荷物もラゲッジスペースに搭載できる。また3分割のベッドマットの一部を使い、付属のテーブルを設置することで、ダイニングスペースにも早変わりする優れものだ。

ちなみに天井はダウンライトをインストールしたウッドルーフとなるほか、フロアもヘリンボーン柄のフローリングとなっており、全体的に木の温もりにあふれる車内となっている。

さらに展示車両にはオプションのサブバッテリーやインバーターも完備。快適な車中泊ができる1台となっているのだ。

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