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ジープ「ラングラー4xe」と昭和レトロな純喫茶の定番に通じる心。日本百名山「谷川岳」で淹れる【山の珈琲】〈PR〉

ジープ「ラングラー4xe」と昭和レトロな純喫茶の定番に通じる心。日本百名山「谷川岳」で淹れる【山の珈琲】〈PR〉

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TEXT: AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)  PHOTO: 横澤靖宏

ホンモノを志向するエッジな人たちから支持

ラングラーは、フロントマスクのデザインからも、もっともハードコアなジープの歴史を受け継ぎ、実際に走破性に優れた1台である。タウンユースのSUVとは一線を画した、本格クロカンであることも間違いない。しかし、4xeになったことで街中での使い勝手もすこぶる洗練され、むしろエッジな人たちの注目を浴びるようになった。たとえば、本格的な登山に着用するウェアをさらりと日常で着こなすような人たちだ。

天神平から谷川岳山頂を目指す人々は様々だ。トレッキングシューズこそ履いているものの、魔の山に挑んでいるという気負いはない。若者のパーティはそのまま代官山あたりで見かけても違和感ないファッショナブルな装いであったりする。幼子をベビーキャリアで背負って歩く夫婦や、未就学児連れのパーティも多い。そうした人たちと抜きつ抜かれつしながら、ラングラーと谷川岳のイメージが似ていることに気がついた。想像しているほどハードではなく、じつは間口が広いという事実だ。

谷川岳には山頂とされるピークがふたつある。1977mのオキノ耳と、1963mのトマノ耳だ。上越線の上牧あたりから仰ぎ見ると、ちょうど猫の耳のようにピンと立っているから、そう呼ばれるようになった。

しかし、古来から谷川岳と呼ばれていた山は俎嵓(まないたぐら)である。「五万分の一の地図に山名が誤記されたので、名称の混乱が起こった」と、深田久弥の『日本百名山』には記されている。マスコミが谷川岳と称するものだから、自然とオキノ耳とトマノ耳を総じて谷川岳と呼ぶようになった。そして、一ノ倉沢からの岩場のルートはロッククライミングの聖地でもあり、その険しさゆえに事故が多く、谷川岳の「魔の山」というイメージが定着したといいっていいだろう。

ジープは1941年に米軍の軍用車として開発された歴史がある。その当時のWillys MBのデザインとスピリットをもっとも受け継いでいるのがラングラーだ。セブンスロットや丸目二灯のヘッドライトなど、誰が見てもラングラーにWillys MBのDNAが受け継がれていることがわかる。クルマに詳しくない人にとっては、「ジープ=ラングラー」と思っている人も多い。いわばラングラーはジープの代名詞だ。もちろん、ラングラーはWillys MBと違って、現代の谷川岳のように間口が広く、フレンドリーだ。

絶壁の上で嗜む珈琲

オキノ耳に到着したときは、のんびり歩いたせいもあって正午を少し回っていた。山頂のマチガ沢を見下ろす場所に腰を下ろして、コーヒーを淹れる準備をする。選んだ豆は、東京・神田の純喫茶の珈琲専門店エースで購入したゴールデンキャメル。1971年にオープンしたときの雰囲気を今に伝える昭和レトロな店内に掛けられたラクダの絵の看板には、「カリブ海諸国の良質な豆 ブレンドの最高傑作」と謳われている。

ゴールデンキャメルは1928年に横浜で創業したキャラバンコーヒーを代表するブレンドコーヒーだ。1970年代といえば軽めの「アメリカンタイプ」が日本では主流。ハイ・ローストのゴールデンキャメルはそんな時代に登場している。「甘み」「コク」「香り」を際立たせたコーヒーは、当時としては斬新であった。そんな目新しいコーヒーを看板商品にしたエースも、当時はエッジな喫茶店であったというわけだ。

いま、昭和の純喫茶が若い人たちに人気だ。レトロな雰囲気が、エモいと注目を集めている。実はラングラーも、Willys MBを想起させるレトロフューチャーなデザインと骨太なつくりが、飽きのこない永く乗り続けられる相棒として日本で人気を集めている。ラングラーの2023年の1~3月の累計販売台数は1327台、アメリカとカナダに次いで3番目だ。そしてプラグインハイブリッドの4xeが2023年12月から日本にも導入されることになり、さらに選択肢が増えた。

ゴールデンキャメルのコクのある甘みは、エースで飲み慣れているということもあるが、団塊ジュニア世代にはどこか懐かしい。山頂で心地よい風を浴びながら飲む淹れたてのコーヒーによって、疲れた身体に英気が養われるようだ。

狭いとはいえ平坦で楽に腰を下ろせる山頂から一ノ倉沢方面を見下ろすと、そこはここまで尾根伝いに歩いてきたルートとは全く真逆の険しい絶壁が広がっていた。谷川岳は便利になったとはいえ、その存在は依然として「魔の山」のままなのだ。ラングラーが4xeになってさらに使い勝手が良くなっても、ハードコアギアであるのと同じように。

>>>近くのジープ正規ディーラーは?

アフター山の珈琲

谷川岳ロープウェイの運行時間に間に合うように下山。ぎりぎりでロープウェイに飛び乗って駐車場まで戻る。ラングラー4xeは、朝、駐車した場所に当然ながら停まっている。なんだか忠実な愛犬が主人の帰りを待っているかのように佇んでいるようにも見える。これもラングラー4xeのどこか懐かしい愛嬌あるマスクのせいだろう。

早々に帰り支度を済ませて向かった先は、湯テルメ谷川。不動の湯、河鹿の湯、蛍の湯と3つの源泉を楽しめるのが特徴だ。夏の登山のあと、疲れを癒やしてさっぱりして湯からあがるには、蛍の湯に最後に入っておきたい。38.1度の単純温泉で、火照った身体をクールダウンさせるのにちょうどいい。大人630円。

>>>ラングラー4xeをもっと詳しく知ろう!

●JEEP Wrangler Unlimited Rubicon 4xe
ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン4xe
・車両価格(消費税込):1030万円
・全長:4870mm
・全幅:1895mm
・全高:1855mm
・ホイールベース:3010mm
・車両重量:2350kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
・排気量:1995cc
・エンジン配置:フロント
・駆動方式:四輪駆動
・変速機:8速AT
・最高出力(エンジン):272ps/5250rpm
・最大トルク(エンジン):400Nm/3000rpm
・定格出力(P1モーター):27ps
・最高出力(P1モーター):63ps
・最大トルク(P1モーター):54Nm
・定格出力(P2モーター):64ps
・最高出力(P2モーター):145ps
・最大トルク(P2モーター):255Nm
・公称燃費(WLTC・ハイブリッド燃料消費率):8.6km/L
・燃料タンク容量:65L
・サスペンション:(前)コイル リジッド式、(後)コイル リジッド式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ディスク
・タイヤ:(前)255/75R17、(後)255/75R17

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  • AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)
  • AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)
  • AMW編集長。大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。愛車はBMW E30 M3。日本旅行作家協会会員。兼高かおる賞実行委員。近況は、個人ブログ「ART LIFE mag.」にて。
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