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ホンダ初代「クイント インテグラ」は超スポーティ! 全車DOHCエンジンとリトラクタブルライトで話題を呼びました

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: 本田技研工業/AMW編集部

1.6Lクラスとしては上々の出力を誇っていた

海外でその名前が復活し、にわかに話題となっているホンダ「インテグラ」。その初代モデルは1985年までさかのぼる。今回はそんなインテグラの初代モデルを振り返ってみたい。

当時流行していたリトラクタブルヘッドライトを採用

1985年2月に登場した初代モデル、正式名称は「クイント インテグラ」であり、1980年にデビューした「クイント」の後継車種ということになっていた。ちなみに車名のクイントとは音楽の五重奏を意味するクインテットから採られており、クイント時代はその車名にあやかって5ドアハッチバックモデルのみのラインナップとなっていた。

ただインテグラの名前がついてからは初代の5ドアハッチバックのみから方向転換し、スペシャリティクーペとして3ドアクーペから販売する戦略を採ったのだった(のちに5ドアハッチバックと4ドアセダンも追加)。

エクステリアもやや凡庸だったクイントとは打って変わって、当時流行していたリトラクタブルヘッドライトを採用したスポーティな雰囲気になった。パワートレインには当初、当時の「シビック」や「CR-X」のSiグレードに搭載されていた、直列4気筒DOHCの1.6LエンジンであるZC型のみをラインナップし、全車ツインカムエンジンという点も話題を集めた。

ホンダ クイント インテグラ

ただ本当にシビック/CR-XのSiと同じ電子制御燃料噴射(PGM-FI)仕様だったのは上位2グレードで、下位2グレードはキャブレター仕様となってはいた。だが、それでもツインカムエンジンの底力を発揮して115psと、当時の1.6Lクラスとしては上々の出力を誇っていたのである。

のちにSOHCエンジンも追加

なお、全車DOHCエンジンだったのはデビュー後1年程度の間だけで、1986年10月に4ドアセダンモデルを追加したタイミングで経済性に優れる1.5LのSOHCエンジンが追加されている。

そんな初代(クイント)インテグラは、1986年から北米地域でホンダの高級車ブランドとして立ち上げられたアキュラのラインナップのひとつとして「アキュラ インテグラ」として販売がなされていたほか、オーストラリアでは当時ローバー社とホンダが提携関係にあったこともあって「ローバー 416i」としても販売されていた。

ちなみにアキュラでは3ドアと5ドア、ローバーでは5ドアのみのラインナップで、4ドアセダンは供給されていなかったのは、当時の現地のラインナップも影響したのかもしれない。

結局初代インテグラは、年号が昭和から平成に変わった1989年の4月まで販売され、クイントの名前が外れた2代目モデルへとバトンタッチすることとなる。

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