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ベントレー、イギリス最大のLGBTQ+のイベントを特別にラッピングされた「コンチネンタルGTC」で祝う

ベントレーの社員75名とそのパートナー、そしてベントレーのネットワークにつながるアライ(理解者・支援者)も参加

多様性と向き合うベントレー

イギリス最大級のLGBTQ+のイベントであるマンチェスタープライドに、特別ラッピングが施されたベントレー「コンチネンタルGTC」が参加しました。ベントレーのこのクルマに対する想いとはどのようなものなのでしょうか?

マンチェスタープライドとは?

日本ではあまり聞き馴染みのないイベントではあるが、毎年イギリスのマンチェスターにおいてLGBTQ+の人々が集まるプライドイベントが行われる。マンチェスタープライドは、英国を代表するLGBTQ+のチャリティ団体で、LGBTQ+の人々が偏見なく自由に生き、愛し、彼らの文化が普遍的に賞賛される世界を目指す。イングランドとウェールズにおける婚姻平等法の成立から10年にあたる今年、パレードを含め、パーティや音楽ライブ、キャンドルナイトなどさまざまなイベントが催された。

ベントレーとLGBTQ+

ベントレーがこのような活動をサポートするのは今年が初めてではない。彼らのこれからの100年の指針を示したビヨンド100戦略の大きなテーマにも「ダイバーシティ&インクルージョン」が含まれており、2020年にはデザインチームにあらゆる種類の多様性を称えるアートワークを「フライングスパー」に描くという課題が与えられた。「ユニファイングスパー」と名付けられたモデルのデザインに取り組んだのはデザイナーのリッチ・モリス。彼は、多様性のシンボルとして用いられる9色のプログレスフラッグを取り入れ、デザインを完成させた。さまざまな人々の顔や踊る姿に沿って延びる1本の線と、「Love is Love」という言葉が記されたデザインは、人種や宗教やセクシュアリティに関係なく、人々が力を合わせることの大切さを表現している。

今回のコンチネンタルGTCのデザインテーマは?

今回のコンチネンタルGTCもまたベントレーデザインチームのメンバーである、リッチ・モリスによってデザインされた。古典的なプライドカラーに焦点を当て、大胆で美しく、同時にシンプルなデザインを心がけたという。彼は、コンチネンタルGTCを見た人が、LGBTQ+コミュニティについてあまり知識がなくても、このクルマが何を象徴しているのかを瞬時に理解できるように、オリジナルのプライドフラッグの6色を使うことにした。そしてGTCのラインと形状を考慮し、複数の線が交差して作り出されるダイヤモンドパターンは、ベントレーを象徴するインテリアのキルトパターンを表している。

マンチェスタープライドには、ベントレーの社員75名とそのパートナー、そしてベントレーのネットワークにつながるアライ(理解者・支援者)も参加し、ベントレーが、すべての社員が職場で本当の自分を安心して発揮できるような企業文化の創造に努めているというメッセージを発信した。

【AMWのミカタ】
アメリカのべイン&カンパニーの2019年の調査によればラグジュアリー品を購入する若者の60%が「ラグジュアリー企業は社会的責任を果たすべき」と考え、同じく80%が「社会的責任を果たしている企業を好む」と回答している。ベントレーは工場のカーボンオフセット、地域社会への貢献などを積極的に行っている企業だが、今回のイベント協賛においてもダイバーシティ&インクルージョンをサポートしているというメッセージを発信することで企業としてのベントレーのファンを生み出しているのではないだろうか。

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