クルマに常備しておきたいアイテムとは
毎年、9月1日は防災の日。大きな災害が起きたときは、原則としてクルマでの避難はNGになるが、クルマでの外出中に発生する各種トラブルに備えて、常備しておきたいアイテムを確認していこう。
スマホの充電器
JAFを呼んだり、警察に通報したり、地図を確認したり、情報を収集するのにも、スマホは必須。肝心なときにバッテリー切れで使えなくなると、ちょっとしたピンチが大ピンチになるので、スマホの充電器はクルマにつねにワンセット以上常備しておこう。
当然、スマホ本体は必携。電話にもなり、懐中電灯にもなり、ラジオにもなり、メール、インターネットにも接続できる万能ツールなので、今となっては必需品だ。
傘
天気の急変に備えて、傘やレインコートはクルマにひとつでも積んでおくといざというとき安心だ。レインコートは100均のものでもかまわないが、傘は風が強い、悪天候のなかでも使えるようにそれなりのものがあった方がベスト。もちろん折りたたみでも可である。
ジャンプコード
バッテリー上がりはもっとも身近なクルマのトラブル。バッテリーの平均寿命は3年程度なので、バッテリー上がりに備えてジャンプコードはつねに持ち歩くようにしておきたい。長さや容量に余裕があるものを用意しておこう。
牽引ロープ
故障して動けなくなったり、ぬかるみや溝にはまってしまったときのために、牽引ロープもあった方がベター。
最低限の工具
プラスとマイナスのドライバー、ラジオペンチ、モンキースパナ、十字レンチ、車載ジャッキ、(パンク修理キット)ぐらいは、いざというときのために用意しておきたい。その他、安全ピンなどがあると、ウォッシャー液のノズルが詰まったり、方向がずれたとき針で修正できて重宝する。
軍手とウエス、ティッシュ
これは何かと重宝する。ガムテープやビニールテープもあると便利だが、夏場クルマに入れっぱなしにしておくと、糊が溶けて悲惨なことに……。ウエスは出番が多いので、2~3枚は用意しておくこと。ティッシュペーパーやペーパータオル、ウェットティッシュなども役に立つ。新聞紙も朝刊分ぐらいあると、汚れ対策の他、いざというときの防寒グッズとしても利用できる。
油膜とりスプレー
視界の良し悪しは安全運転に大きく影響するので油膜とりのスプレーはあった方が安心。曇り止めとしても使える。
筆記用具
スマホがあれば写真も撮れるし、メモも取れるし、ライトにもなるし……と思うかもしれないが、小さなメモ帳と鉛筆、ボールペンは常備しておいた方が、役に立つことが多い。
紙の地図帳
カーナビとスマホがあれば、地図は不要と思うかもしれないが、緊急時に心強いのは意外にアナロググッズ。最新の地図帳でなくてもかまわないし、高速道路などでもらえる折りたたみの広域地図でもいいので、一冊バックアップとしてクルマに積んでおこう。
大小ビニール袋、トートバッグ
大小のビニール袋は、ゴミ袋になったり、濡れたものをしまったりするのに役立つので、セットで持っておくようにしたい。急な買い物などに備えて、トートバッグなども持っていると便利だ。
簡易トイレ
防災グッズとしてもおなじみだが、予想しない大渋滞に巻き込まれたときなどに備えて、乗車定員分ぐらいは用意しておきたい。
ブランケット
簡易な毛布もいざというときのために積んでおこう。
カッターつき脱出ハンマー
事故や自然災害の緊急時にシートベルトを切って、ガラスを割ってクルマから脱出するためのグッズ。クルマに積んでおきたいアイテムの1つだ。
消火器、スコップ
出来れば車両火災やスタックしたときに備えて、車載の消火器や小型のスコップもあると万全。
水、食料
防災という意味では、携行食や水なども用意しておくと安心。しかし、どちらも賞味期限があり、夏場などはとくに品質が心配なので、小まめな点検、管理を忘れずに。
以上のアイテムをクルマに載せておくといざというとき安心だ。防災の日にあらためて確認をしておこう。