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【山小屋生活のカビ対策】湿気対策にサーキュレーターをポータブル電源を使って導入してみました【おとなの山遊びVol.16】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

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ベタベタムシムシの原因である湿気

筆者がコロナ禍にスタートさせた山遊び。ログハウスの建設からライフラインの確保などを進め、快適に過ごせる空間が完成した。週末は大自然を満喫しているが、季節特有の悩みもある。今回は悩ましい湿気の対策をすることにした。

小屋の裏にある藪が湿気の原因に……

森の開拓を始めたころから悩みの種だった湿気。何十年と積もりに積もった落ち葉を燃やしたり、杉を伐採したことで日当たりと風通しは改善したが、やはり雨が降るとジメジメした空気に覆われる。原因はログハウスの裏手に残っている薮で、山から吹いてくる風が遮られてしまうのだ。わかってはいるものの時間も人手も足りず、今年も応急処置で何とかしのぐしかないのか……。

藪

そこで試したのが小型サーキュレーター。近年の猛暑で携帯用の小型扇風機が大ヒットしているようで、調べてみるとオフィスで使うことを想定した卓上タイプも多くある。インターネットでは「発火」や「爆発」といった不穏な関連ワードが目立つものの、主な原因は内蔵されているリチウムイオン電池が落下などで損傷することらしい。というわけで外部から電源を供給する製品で、かつ国内メーカーに絞って探してみることにした。

もうひとつの外せない条件は、消費電力が少ないDCモーター。公共インフラが皆無な秘密基地はポータブル電源が必須で、現在のところ3つをローテーションしながら使っている。そのうちひとつをサーキュレーター専用にして、不在の間できるだけ長く換気し続けたいのだ。

ロフトでも空気の流れを感じるほど効果大

デザインや首振りなどの機能を加味しつつ、最終的に選んだのが今回紹介するサーキュレーター。電源はUSBとACプラグだけではなく乾電池にも対応し、風量を3段階で切り替えることが可能だ。首振りの角度は2パターン、おまけに消費電力が3Wとかなり少ないのも気に入った。

自宅で試したところ風量が最小でもシッカリ空気が攪拌され、作動音も思っていた以上に静かで仕事や睡眠のジャマにはならなさそう。持続時間はポータブル電源の容量が434Wh、消費電力は3Wなので約145時間となる。首振りの有無やポータブル電源のコンディションで多少の差はあるが、換算すると6日間となり、森に通う頻度を考えれば十分に事足りるはず。

どれだけ湿気を減らせるか現時点ではわからないが、暑さで寝苦しい夜に仲間がサーキュレーターを床に置き、真上を向けて回すとロフトの空気まで動くのを体感できた。劇的に改善するとまではいかずとも、多少なりとも効果はあると思いたい。

ちなみに今までは人が通れないサイズの窓を開けっぱなしにして、使い捨てタイプの除湿剤を3坪の室内に5つ置いていたが、それでも梅雨の時期はさまざまなところにカビが発生する。いくら市街地より5℃以上も気温が低い森といえど、この時期に伐採のような大作業をするのはキツい。今年の夏をサーキュレーターをフル稼働させていかに乗り切ったかは、あらためてレポートしたい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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