トヨタ ソアラ(4代目)
コンパクトかつリーズナブルな国産オープンモデルを2台紹介したが、100万円の予算で目いっぱい見栄(?)を張れる1台が、海外ではレクサスSC430として販売された4代目トヨタ「ソアラ」だ。
4人乗りの2ドアコンバーチブルで、パワーユニットはなんと4.3L V8、280ps、43.8kgm+5ATだ! 全幅こそ1825mmと当時としてはワイドだが、全長は4515mmとショートだった。1355mmの全高もあって、丸っこくはあるが、ラグジュアリースポーティカーとしての存在感は絶大。
電動格納式ハードトップ、豪華さを極めた本革インテリア、大排気量ならではの優雅でパワフル、トルキーな走りは北米を中心としたセレブにも大人気だった。そんなクルマが今、2005~2006年モデルとはいえ、予算100万円で買えるのだ。レクサスのエンブレムでドレスアップした中古車もありそうだ。
100万円で選べる輸入車の世界
予算100万円で輸入オープンカーなんて無理……と思いがちだが、そんなことはない。年式的に新しい順に紹介すると、フィアット「500C」(2012~2016年)、フォルクスワーゲン「ゴルフVIカブリオレ」(2011~2012年)など。
かなりレアなフレンチオープンスポーツのルノー「ウインド」(2011年)は、2011年7月に発売され、即完売。ルノー・スポールが開発に関わったとされる2ドアクーペカブリオレで、全長3835mm×全幅1690mm×全高1380mm。ホイールベース2365mm。パワーユニットは1.6L+5MT。ただし、左ハンドルのみの設定だった。メンテナンスには苦労するかもしれないが、大切に扱われた個体があれば、レアモデルとして所有する喜びは格別だろう。
そのほか、かなり古くはなるものの、BMW「Z4ロードスター2.5i」(2006年前後)も予算100万円で手に入るドイツ製オープンカーである。