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父の友人から受け継いだFD「RX−7」の主は20代の若者でした。トヨタ「86」との2台持ちでサーキット走行を楽しむ「ワイスピ」愛好家です

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 宮越孝政

レストア中心でモディファイ、いつかはRE雨宮パーツを

基本的にはノーマルで乗られていた個体だったようで、ドムニクさんも現状あまり大幅なカスタムやチューニングなどはしていないとのこと。変更点としてはサスペンションとマフラー、ホワイトを取り入れた内装などだ。サンアイワークス製のフロントバンパーは購入当初から装着されていたもので、これはこれで気に入っているものの、将来的には以前から憧れていたRE雨宮のエアロパーツを装着したいと語っていた。

自身のマイカーになってからは基本的にレストア中心にモディファイしてきたそうで、ブレーキのオーバーホールやゴムホース類の交換などを行った。現状不具合はなく、今回のイベントも大阪から富士スピードウェイまで自走してきたそうだ。さまざまなイベントに自走で行って楽しむのがFDとのライフワークとなっているとのこと。

「イベントの出先や街中などでFDに乗っていると話しかけられたり写真を撮られたりすることが多いですが、ファンが多いクルマであることを実感できて嬉しいですね」

と語ってくれた。その気持ちがあるから、ドミニクのコスプレをしてマイカーの前に立っていたのかもしれない。

サーキットを楽しみながら長く乗っていきたい

ドムニクさんは86ではサーキット走行などを楽しんでいたそうだが、このFDでも同じようにサーキットを楽しみたいとのこと。現状FDでのサーキット走行は1回のみだそうだが、サーキット走行で壊さないようなモディファイを行い、サーキット走行の頻度を増やしていくのが今後の目標だそうだ。

将来的にはエンジンオーバーホールも行いたいと語っていたが、その目標からして、長くFDとカーライフを過ごしていく将来を思い描いているのを感じ取ることができた。これからも大切に、そしてスポーツカーらしくFDと時間をともにしてくれることだろう。

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