その2 クルマやバイクが豊富なオクラホマ・ルート66ミュージアム
そこから約30分の距離にあるのが、「オクラホマ・ルート66ミュージアム」。敷地の広さこそエルクシティのミュージアムには及ばないものの、中身の濃さは負けていないので時間があれば両方とも立ち寄るべき。ルート66の歴史を追うカタチの展示は実物のクルマやバイク、また写真パネルが多用され英語が不得意でも分かりやすい。
映画でよく見るアメリカのダイナーを再現したコーナーや、ヒッピー・カルチャーの象徴ともいえるVWバスなど、ルート66に限らず近代アメリカを知るには最高の施設だ。
その3 映像プログラムで学べるルート66インタープリティブ・センター
他のふたつに比較するとマイナーかもしれないが、チャンドラーの「ルート66インタープリティブ・センター」もオススメ。1930年代の建物をリノベーションしたそうで、オープンは2007年とそこそこ新しい。
公式サイトで「エルク・シティとクリントンのミュージアムを補完し、さらにひとつ進んだ場所を作った」とうたうだけあり、一番の特長は映像による展示が非常に豊富なこと。ルート66が創設された直後の逃亡の道だった時代からスタートし、アメリカの経済的な発展に寄与した時代を経て現在に至るまでを、いくつものショート・ムービーで擬似体験することができる。
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ルート66が通過する8州のなかでもっとも距離が長く、見どころも数え切れないほど多いオクラホマ州。より深くルート66を知りたいなら、3カ所のミュージアムは必見だ。
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