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アルファ ロメオ伝統の「コンペティツィオーネ」が限定復活!「ジュリア」と「ステルヴィオ」の「ヴェローチェ」をベースに足まわりを強化しました

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TEXT: iconic  PHOTO: Stellantisジャパン

ジュリアは60台、ステルヴィオは42台の限定モデル

アルファ ロメオは2023年8月30日、ミドルクラスサルーンの「ジュリア」とSUVの「ステルヴィオ」に限定モデルの「コンペティツィオーネ(COMPETIZIONE)」を発表。9月9日より、ジュリア 2.0ターボ コンペティツィオーネとステルヴィオ 2.0ターボ Q4 コンペティツィオーネが販売される。

「競争/競技」を意味する伝統のネーミング

コンペティツィオーネはイタリア語で「競争/競技」を意味し、ブランドのアイデンティティでもあるスポーツ性を際立たせたモデルに名付けられてきた名称だ。ちなみに、2007年に世界限定500台で登場した「8Cコンペティツィオーネ」は、1950年のミッレミリアに出場した「6C 2500 コンペティツィオーネ」(ドライバーはファン・マヌエル・ファジオ)に敬意を表してその名を用いたという。

ジュリアは2015年に本国で発表され、2017年に日本に導入されたスポーティなセダン。1962年にセダンが登場した往年の名車ジュリアの名称を復活させた、アルファ ロメオ久々のFRセダンとなる。最高出力510ps/最大トルク600Nmの2.9L V6ツインターボを搭載したハイパフォーマンスモデルのクアドリフォリオもラインナップする。なお、現行ラインナップはこのクアドリフォリオと、コンペティツィオーネのベースモデルとなる2.0ターボ ヴェローチェとなる。

ステルヴィオは2016年のロサンゼルスショーで発表された、ブランド初のSUV。ジュリアと同じ「ジョルジオ」プラットフォームを採用する4WDモデル(Q4)だ。アルプスのステルヴィオ峠にちなんだ車名のイメージ通り、SUVらしからぬスポーティな走りが魅力。ラインアップは2.0ターボ Q4 ヴェローチェ、210ps/470Nmの2.2Lディーゼルターボを積む2.2ターボディーゼル Q4 ヴェローチェと2.2ターボディーゼル Q4 TI、そしてクアドリフォリオとなる。

高性能モデル「クアドリフォリオ」のサスペンションを装着

今回のジュリアとステルヴィオの限定モデル、コンペティツィオーネは、最高出力280ps/最大トルク500Nmの2L直6ターボエンジンを搭載するヴェローチェをベースとし、ハイパフォーマンスバージョンのクアドリフォリオに備わるAlfaアクティブサスペンションを装着。このサスペンションは電子制御式ダンピングシステムを備え、4輪それぞれが路面状況に応じて最適な減衰力を発揮することで、正確なハンドリングと快適性を高次元で両立させるという。

アルファ ロメオ ジュリア2.0ターボ コンペティツィオーネ

エクステリアではフロントフェンダーに専用の「COMPETIZIONE」バッジを装着。ブラック基調のインテリアには、ステアリング、ダッシュボード、シートなどのレザーパーツにレッドのステッチをアクセントとして使用。フロントシートのヘッドレストにはAlfa RomeoとCOMPETIZIONEのレタリングがあしらわれ、よりスポーティ感と上質感を高めている。

ボディカラーはジュリアにはレッド(アルファレッド)とブラック(ブルカノブラック)、ステルヴィオはレッド(アルファレッド)のみとなる。台数と価格は、ジュリアのレッドが42台限定(車両価格700万円/消費税込、以下同)、ブラックが18台(710万円)、ステルヴィオが42台(848万円)となる。

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