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ポルシェ「911レストモッド」が約2億1800万円で落札!「もしも993型をつくり続けていたら…」がコンセプトです

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: 2023 Courtesy of RM Sotheby's

生産台数はわずか25台の希少モデル

カーボンモノコックはシルエットこそ993型に似ているが、フェンダーなどに微妙なモディファイが加えられていて、タイヤサイズはフロントが295/30R18、リアは335/30R18を採用。これによって大幅に向上した出力を、確実に路面へと伝えている。サスペンションは、JRZ製のアクティブサスペンションを採用することで、トラクション性能も向上している。

ポルシェ911レストモッド ギュンターワークス

エクステリアはカーボン地を活かした美しさがポイント。ギュンターワークスはメタリックパールとゴールドフレークをブレンドしたペイントを施しつつ、フロントフードやルーフ、ダックテール部などは無垢のカーボン地そのままとしている。インテリア仕上げは、ダッシュボートやシートをカーボン+コニャック色のエアロノーティカルレザーでまとめ、ステアリングはビレット仕上げのセンターマーク付きアルカンターラ仕上げとした。

そんなギュンターワークスの993型911リマスタードは、25台のみの限定販売となっていた。つまりこの個体以外には、世界中どこを探しても24台しか存在していない。購入したオーナーは、コレクション目的だったようで、走行距離は39マイル(約62.4km)である。そういった事情からエスティメート(推定落札価格)は110万ドル〜130万ドル(約1億6000万円〜1億8900万円)という超高額だったのだが、ハンマープライスはオークションマスターの予想を大きく超える150万1000ドル(邦貨換算約2億1800万円)というものだった。

この価格については、論評が難しい。希少性や完成度の高さからいえば妥当ともいえるが、もともとの価格が1億円越えくらいだったことをからすれば、この短期間で2倍になっちゃった、ともいえる。いずれにしても、こういう魅力的なモデルを手に入れられる人がうらやましいし、人生どのように動いていればそうなれたのか、じっくり考え直してみたくなってしまうのだった。

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  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
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