オリジナルカスタムカーを製作
自動車整備士を目指している者にオススメしたいのが、「日産京都自動車大学校」のカスタマイズ科だ。全国に5校を構える日産自動車大学校では、日産自動車から「アリア」や「サクラ」といった新型車から「GT-R」などのスポーツモデルがタイムリーに支給され、日々の授業に活用されている。なかでも京都校は一番実習場の面積が広く、充実した授業を受講できるのが強みだ。カスタマイズ科では、4年時のカスタムカー製作はターゲットカスタマーを一番に考え、クルマを製作するうえでの流れを学ぶことができる。そんなカスタマイズ科に所属する学生にフィーチャーする。
東京オートサロンや大阪オートメッセに出展
クルマ好きのなかには、一流の自動車整備士になることを目標に専門学校へ入学し、日々教養を身につけているメカニックの卵たちがいる。そんな彼らが思い描く願いに一歩近づける環境を提供しながら、ひと味違う学生生活を送ることができる専門学校が、「日産京都自動車大学校」だ。
全国に5校を構える日産自動車大学校では、日産自動車から「アリア」や「サクラ」といった新型車から「GT-R」などのスポーツモデルがタイムリーに支給され、日々の授業に活用されている。なかでも京都校は5校で一番実習場の面積が広く、所属する学生たちは充実した授業を受講できるのが強みだ。
さらに、同校では「自動車整備・カスタマイズ科」と呼ばれる学科が用意されている。今年で設立7年目を迎える同学科は、4年の学生生活のうち、最初の2年で自動車整備士を目指すうえで必要な、国家二級自動車整備士資格を取得。3年時に板金塗装をはじめとするボディリペアを学び、最後の1年でオリジナルカスタムカーを製作するというカリキュラムだ。
製作車両は、東京オートサロンや大阪オートメッセといったカスタムカーイベントに出展。昨年は「ムラーノ」を「フェアレディZ」カスタマイズエディション風に仕立てた公道走行可能な「フェアレディX」を展示し、話題を集めた。
車内に冷蔵庫を内蔵
今年のカスタムカー製作プロジェクトも本格的にスタートした。今年は過去最高の人数となる26人でチームを編成。車両を手がけるにあたり、彼らは分担して人が集まるショッピングモールや観光地に出向いて市場調査を実施した。その結果、製作車両のターゲットカスタマーは父(52歳)、母(52歳)、娘(22歳)、息子(16歳)、祖父(77歳)、祖母(77歳)の6人家族に決定した。
ターゲットカスタマーを踏まえ、1台目は、日常使いや家族旅行に加え、災害時にも対応できるミニバン「エルグランド GLASSIER」だ。エルグランドをベースに、車内には冷蔵庫を内蔵することで、停電時でも食品を保管できるのがポイントとなっている。
2台目はコンパクトカー「SETO」。女性ウケがよくオシャレな「キューブ」を、海沿いの走りが似合う車両に仕上げる予定だ。そして今年は製作メンバーが多いこともあり、前述した2台とは別に、「自分たちが作りたいクルマ」も手がけるという。車両は「KOTO」と名付けられ、「学生たちが住む京都」の奥深さや豊かさを表現した1台となっている。